ブロムヘキシン塩酸塩は、「精神神経に作用する薬」の「風邪薬」の「去痰成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「痰の切れを良くする成分(去痰成分)」
「かぜ薬に配合される主な去痰成分に、グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、ブロムヘキシン塩酸塩、エチルシステイン塩酸塩等がある。」
…と、相なります。
当該成分ですが、「Ⅱ-1(咳止め・痰を出しやすくする薬)」への準用規定があります。
「鎮咳去痰薬:ブロムヘキシン塩酸塩」の方も、一読願います。
ご存じのように、「ブロムヘキシン塩酸塩」は、「風邪薬」の「去痰成分」として登場します。
市販薬には、「パブロンSせき止め 24カプセル」や「ルルアタックEX 24錠」、「新ルルAゴールドDX 90錠」などがあります。
当該成分ですが、「かぜ薬」では、あまり出題されていませんが、「福岡県 H28 第62問」のような出題例があります。
ぶっちゃけ言えば、当該ブロムヘキシン塩酸塩は、「鎮咳去痰薬」の方でよく問われるので、そちらで本腰を入れてください。
優先順位は、「ふつう」です。
ブロムヘキシン塩酸塩は…、
① ブロムヘキシン塩酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。
② ブロムヘキシン塩酸塩ーーーーー麻薬性鎮咳成分。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「ブロムヘキシン塩酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる」ですが、誤った記述です。
問題文の記述は、“交感神経系を刺激”や“気管支拡張”とあることから、「アドレナリン作動成分」の説明なことがわかります。
ブロムヘキシン塩酸塩は、「去痰成分」です。
よって、①は、「×」となります。
なお、「かぜ薬」の「アドレナリン作動成分」には、「メチルエフェドリン塩酸塩」などがあります。
②の「ブロムヘキシン塩酸塩ーーーーー麻薬性鎮咳成分」ですが、誤った記述です。
これまで見てきたように、ブロムヘキシン塩酸塩は、「去痰成分」です。
よって、②は、「×」となります。
かぜ薬では、このくらいの出題が関の山かと思われます。
なお、「麻薬性鎮咳成分」は、「コデインリン酸塩」や「ジヒドロコデインリン酸塩」です。
ブロムヘキシン塩酸塩の「風邪薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
ブロムヘキシン塩酸塩は、かぜ薬では、凝った出題がほとんどないので、基本の「名称‐成分名」を押さえておけば十分かと思います。
対して、「鎮咳去痰薬」の方では、かなり突っ込んだ出題があります。
「ブログ:登録販売者の「去痰成分」の憶え方(語呂合わせ)と整理」などを参考にして、憶えていってください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「パブロンSせき止め 24カプセル」や「ルルアタックEX 24錠」、「新ルルAゴールドDX 90錠」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「風邪薬」の他の「去痰成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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