ジフェンヒドラミン塩酸塩‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 ジフェンヒドラミン塩酸塩は、「精神神経に作用する薬」の「風邪薬」の「抗ヒスタミン成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「くしゃみや鼻汁を抑える成分(抗ヒスタミン成分)

 「かぜ薬に配合される主な抗ヒスタミン成分に、クロルフェニラミンマレイン酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩、メキタジン、クレマスチンフマル酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩等がある。」

 …と、相なります。

補足:副作用

 【主な副作用】の「注記」に「抗ヒスタミン成分」が出てきます。挙げると…、

 「また、その他の副作用として、皮膚症状(発疹・発赤、掻痒感)、消化器症状(悪心・嘔吐、食欲不振)、めまい等のほか、配合成分によっては、眠気や口渇(※)、便秘、排尿困難等が現れることがある。」

 「(※)眠気や口渇が現れることがある主な成分:抗ヒスタミン成分(眠気については、鎮静成分でも現れることがある。)」

 …といった感じで出ています。

 「注記」の中では、よく試験に出るところです。押えておきましょう。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「ジフェンヒドラミン塩酸塩」は、「風邪薬」の「抗ヒスタミン成分」として登場します。

 市販薬には、「ライオン キッズバファリンかぜシロップP」や「アストフィリンS」などがあります。

 当該成分ですが、「風邪薬」では、あまり出ていません。「睡眠鎮静薬」や「内服アレルギー用薬」等々のような、他の薬でよく出ています。

 当該かぜ薬では、ざっくりでいいでしょう。本腰を入れた勉強は、他の薬でやればいいです。

 優先順位は、「ふつう」です。

過去問○×問題

 ジフェンヒドラミン塩酸塩は…、

 ① ジフェンヒドラミン塩酸塩・・・抗コリン成分

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「ジフェンヒドラミン塩酸塩・・・抗コリン成分」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「抗コリン成分」のところです。

 正しくは、「抗ヒスタミン成分」です。

 基本問題です。

 当該ジフェンヒドラミン塩酸塩が「かぜ薬」で出るとしたら、このくらいが関の山かと思われます。

 よって、①は、「×」となります。

試験ポイント

 ジフェンヒドラミン塩酸塩は、「風邪薬」では、あまり問われません。

 先述したように、試験に出るときは、「催眠鎮静薬」や「内服アレルギー用薬」などで、出題されます。

 んなもんで、「風邪薬」では、名称と成分名だけを、ざっくり押さえておけば大丈夫です。

 「抗ヒスタミン成分の憶え方」を参考にして、頭に入れてください。

 なお、他の薬のところでは、突っ込んだ出題の多い要注意成分なことは、頭の片隅に置いておきましょう。

 次に、頻出論点の「副作用」に注意です。「副作用」は、何でも出るようになっています。

 先に見たように、「注記」の「眠気や口渇が現れることがある主な成分:抗ヒスタミン成分」は、押えておきましょう。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「ライオン キッズバファリンかぜシロップP」や「アストフィリンS」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「風邪薬」の他の「抗ヒスタミン成分」へのリンクです。

 クロルフェニラミンマレイン酸塩

 カルビノキサミンマレイン酸塩

 メキタジン

 クレマスチンフマル酸塩

 ジフェンヒドラミン塩酸塩

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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