登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の第1章「精神神経に作用する薬」の「かぜ薬」の「受診勧奨等」を述べたページ。手引きの該当記述を挙げるほか、優先順位やポイントなどをコメント方式で説述する。独学者向けの内容。
復習用に、手引きの【受診勧奨等】部分を抜粋すると…、
【受診勧奨等】
「かぜ薬の使用は、発熱や頭痛・関節痛、くしゃみ、鼻汁・鼻閉(鼻づまり)、咽喉痛、咳、痰等の症状を緩和する対症療法である。」
「一定期間又は一定回数使用して症状の改善がみられない場合は、かぜとよく似た症状を呈する別の疾患や細菌感染の合併等が疑われるため、一般用医薬品で対処することは適当でない可能性がある。」
「このような場合には、医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等に対して、漫然とかぜ薬の使用を継続せずに、医療機関を受診するよう促すべきである。」
「特に、かぜ薬の使用後に症状が悪化した場合には、間質性肺炎やアスピリン喘息等、かぜ薬自体の副作用による症状が現れた可能性もある。」
「なお、高熱、黄色や緑色に濁った膿性の鼻汁・痰、喉(扁桃)の激しい痛みや腫れ、呼吸困難を伴う激しい咳といった症状がみられる場合は、一般用医薬品によって自己治療を図るのではなく、初めから医療機関での診療を受けることが望ましい。」
「また、慢性の呼吸器疾患、心臓病、糖尿病等の基礎疾患がある人の場合も、基礎疾患の悪化や合併症の発症を避けるため、初めから医療機関を受診することが望ましい。」
「小児のかぜでは、急性中耳炎(※1)を併発しやすい。また、症状が長引くような場合は、医療機関で診療を受けるなどの対応が必要である。」
「また、2歳未満の乳幼児には、医師の診断を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させることとされている。」
…となっています。
注記:急性中耳炎
「ウイルス(呼吸器に感染してかぜを引き起こすものと同じ)や細菌が、耳管に入り込んで増殖して起こる病気」
登録販売者は、医者ではないので、ざっくり読んでおけばいいでしょう。
(へー、急性中耳炎の原因って、かぜの原因と同じなんだー)くらいに、理解の足しにしてください。
「かぜ薬」の「受診勧奨」ですが、最も頻出なのが…、
「かぜ薬の使用は、発熱や頭痛・関節痛、くしゃみ、鼻汁・鼻閉(鼻づまり)、咽喉痛、咳、痰等の症状を緩和する対症療法である。」
…のところです。
前文・総論のところでも述べましたが、かぜ薬は、対症療法薬でしかないですね。
一番出るところなので、ガチで押えておきましょう。
残る記述は、「受診勧奨」のケースですが、ガチガチに暗記する必要はないです。
丁寧に読んでおけば、問題に出ても、ピンと来るかと思います。
小児・乳幼児(2歳未満)も、よく読んでおけば、大丈夫かと思います。
当該記述は、「医薬品」ではあまり出ないのですが、「基本知識」の「福島県 R4 第8問」で、類題が出題されています。
当該小児・乳幼児は、要注意論点と化しており、「医薬品」でも、丁寧に見ておくべきです。テキストを精読しておきましょう。
「受診勧奨等」は、以上で終わります。
・相互作用
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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