水酸化アルミニウムゲル‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 水酸化アルミニウムゲルは、「精神神経に作用する薬」の「風邪薬」の「制酸成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「胃酸を中和する成分(制酸成分)

 「解熱鎮痛成分(生薬成分の場合を除く。)による胃腸障害の軽減を目的として、」

 「ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムゲル等の制酸成分が配合されていることがある。」

 「なお、この場合、胃腸薬のように、胃腸症状に対する薬効を標榜することは認められていない。」

 …と、相なります。

補足

 当該成分ですが、「Ⅲ-1(胃の薬)」への準用規定があります。

 「胃の薬:乾燥水酸化アルミニウムゲル」も、一読願います。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「水酸化アルミニウムゲル」は、「風邪薬」の「制酸成分」として登場します。

 市販薬には、「カイゲン感冒カプセル「プラス」 36カプセルや「バファリンプレミアム 40錠」などがあります。

 さて、当該「制酸成分」ですが、「かぜ薬」での出題実績は、あまりありません。

 基本事項さえ、押さえておけばいいでしょう。

 優先順位は、「ふつう」です。

過去問○×問題

 水酸化アルミニウムゲルは…、

 ① 解熱鎮痛成分による胃腸障害を軽減するために、ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムゲルが配合された風邪薬もある。

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「解熱鎮痛成分による胃腸障害を軽減するために、ケイ酸アルミニウム、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムゲルなどが配合された風邪薬もある」ですが、正しい記述です。

 まさに、そのとおりの記述です。

 かぜ薬の「制酸成分」には、当該水酸化アルミニウムゲルのほかに、ケイ酸アルミニウムや酸化マグネシウムがあります。

 当該成分が試験に出るとしたら、このくらいの出題が関の山かと思われます。

 基本事項の「成分名‐名称」は、押えておきましょう。

 よって、①は、「○」となります。

試験ポイント

 水酸化アルミニウムゲルの「風邪薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。

 水酸化アルミニウムゲルは、「制酸成分」で、解熱鎮痛成分による胃腸障害を軽減するために配合される。

 制酸作用は、胃酸の中和によって得られます。

 風邪薬は、制酸成分が配合されていても、胃腸症状に対する薬効を標榜することは、認められていません

 このあたりのことが頭に入れば、本試験では、だいたいの選択肢は判別できるはずです。

 なお、当該成分は、アルミニウムが入っています。

 当該アルミニウムは、「適正使用」で頻出なので、胃腸薬、胃腸鎮痛鎮痙薬で、しっかりと勉強してください。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「カイゲン感冒カプセル「プラス」 36カプセル」や「バファリンプレミアム 40錠」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「風邪薬」の他の「制酸成分」へのリンクです。

 ケイ酸アルミニウム

 酸化マグネシウム

 水酸化アルミニウムゲル

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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