メチルエフェドリンサッカリン塩は、「精神神経に作用する薬」の「風邪薬」の「アドレナリン作動成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を拡げる成分(アドレナリン作動成分)」
「かぜ薬に配合される主なアドレナリン作動成分に、メチルエフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリンサッカリン塩、プソイドエフェドリン塩酸塩等がある。」
「これらと同様の作用を示す生薬成分として、マオウが配合されている場合もある。」
「いずれの成分も依存性があることに留意する必要がある。」
…と、相なります。
文中に出てくる生薬の「マオウ」は、「生薬:マオウ」を参考にしてください。ド定番の生薬です!よく出ます!
当該成分ですが、「Ⅱ-1(咳止め・痰を出しやすくする薬)」に準用規定があります。
「鎮咳去痰薬:メチルエフェドリンサッカリン塩」を参考にしてください。
ご存じのように、「メチルエフェドリンサッカリン塩」は、「風邪薬」の「アドレナリン作動成分」として登場します。
市販薬には、「宇津こどもかぜ薬A 12包」などがあります。
当該成分ですが、かぜ薬よりも「鎮咳去痰薬」での出題が多いです。
かぜ薬では、基本的なことだけ押さえておけばいいです。
優先順位は、「ふつう」です。
メチルエフェドリンサッカリン塩は…、
① メチルエフェドリンサッカリン塩ーーーーー抗ヒスタミン成分
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「メチルエフェドリンサッカリン塩ーーーーー抗ヒスタミン成分」ですが、誤った記述です。
当該メチルエフェドリンサッカリン塩は、「アドレナリン作動成分」です。
名称に“リン”があるので、「抗ヒスタミン成分」ではありません。
よって、①は、「×」となります。
なお、アドレナリン作動成分には、憶え方があります。ブログの「アドレナリン作動成分の憶え方‐登録販売者」を、お目汚しください。
メチルエフェドリンサッカリン塩の「風邪薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
まず、当該メチルエフェドリンサッカリン塩は、依存性があるので注意が必要です。
次に、アドレナリン作動成分ですが、効能を整理して憶えてください。
「アドレナリン作動成分」は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させます。
「アドレナリン作動成分」は、交感神経系を刺激して、鼻粘膜の血管を収縮させます。
アドレナリン作動成分は、「気管支拡張」と「血管収縮」の2つの効能があります。
拡張が収縮に、収縮が拡張に変えられたりするので、注意してください。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「宇津こどもかぜ薬A 12包」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「風邪薬」の他の「アドレナリン作動成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする