デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は、「精神神経に作用する薬」の「風邪薬」の「鎮咳成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「咳を抑える成分(鎮咳成分)

 「かぜ薬に配合される主な鎮咳成分に、コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物水和物、ノスカピン、チペピジンヒベンズ酸塩、クロペラスチン塩酸塩等がある。」

 …と、相なります。

補足1

 当該成分ですが、「Ⅱ-1(咳止め・痰を出しやすくする薬)」への準用規定があります。

 「鎮咳去痰薬:デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物」も、一読願います。

補足2

 当該デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物ですが、名前が“長い”です。

 過去の試験で、水和物ウンヌンまで追及されたことは、「ない」です。

 デキストロメトルファン臭化水素酸くらいを把握しておけば、十分かと思います。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物」は、「風邪薬」の「鎮咳成分」として登場します。

 市販薬には、「カコナールこどもかぜシロップいちご味 120mL」や「小児エフストリンシロップ 120mL」などがあります。

 当該成分ですが、「かぜ薬」では、あまり出題されません。「Ⅱ-1(咳止め・痰を出しやすくする薬)」の方で、よく問われています。

 しかし、「東京都 H30 第61問」といった出題例があるので、チェックしておきましょう。

 「適正使用」の「使用(服用)しない」の論点があります。

 優先順位は、「高い」です。

過去問○×問題

 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は…、

 ① デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物ーーーーー抗コリン成分

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物ーーーーー抗コリン成分」ですが、誤った記述です。

 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は、「咳を抑える成分(鎮咳成分)」です。

 「かぜ薬」では、基本の「成分名‐名称」を押さえておけば、何とかなるはずです。

 よって、①は、「×」となります。

 ちなみに、当該デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は、「非麻薬性鎮咳成分」です。

 「鎮咳去痰薬」のところで、これがよく問われるので、押えておきましょう。

試験ポイント

 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は、先に述べたように、「かぜ薬」での出題は、そんなにないです。

 基本事項だけ、押さえておけばいいでしょう。

 なお、「非麻薬性鎮咳成分」には、憶え方があります。「非麻薬性鎮咳成分‐登録販売者 医薬品の語呂合わせ」を参考をば。

「適正使用」対策1‐アレルギー

 「デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物」ですが、「使用(服用)しない」論点があります。

 本剤を使用して、「アレルギー症状を起こしたことがある人」は…、

 「ショック(アナフィラキシー)皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群)等の重篤なアレルギー性の副作用を生じる危険性が高まるため」…、

 「使用(服用)しない」となっています。

 最近では、アレルギーの禁忌がよく出るようになっているので、押さえておくべきです。

 参考:適正使用対策‐使用(服用)しない:アレルギー症状

「適正使用」対策2‐運転操作しない

 「デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物」ですが、「使用(服用)しない」のうち、ガチ論点の「運転操作しない」があります。

 「かぜ薬」の「鎮咳成分」の「デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物」は、「運転操作しない」となっています。「理由」は、「眠気」です。

 当該運転操作しないは、「適正使用」で突出した出題率なので、ガチで押えておきましょう。

 参考:適正使用 運転操作しない

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「カコナールこどもかぜシロップいちご味 120mL」や「小児エフストリンシロップ 120mL」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「風邪薬」の他の「鎮咳成分」へのリンクです。

 コデインリン酸塩

 ジヒドロコデインリン酸塩

 デキストロメトルファン

 ノスカピン

 チペピジンヒベンズ酸塩

 クロペラスチン塩酸塩

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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