リゾチーム塩酸塩は、「精神神経に作用する薬」の「風邪薬」の「抗炎症成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
ご存じのように、「リゾチーム塩酸塩」は、「風邪薬」の「抗炎症成分」として登場します。
市販薬には、「コンタック せき止めST 12カプセル」などがあります。
ところで、「風邪薬」は、薬局やドラッグストア等での主力商品であるため、登録販売者と「縁の深い医薬品」です。
風邪薬の多くは、抗炎症成分が配合されています。また、抗炎症成分は、他の薬にも、多々配合されています。当該実務事情を反映して、抗炎症成分は毎年出題されています。
優先順位は「高い」です。1つ1つを、しっかり頭に入れていきましょう。
リゾチーム塩酸塩は…、
① リゾチーム塩酸塩は、鶏卵アレルギーがある人では使用を避ける必要がある。
② リゾチーム塩酸塩は、ショック(アナフィラキシー)のような重篤な副作用を生じることがある。
…といった感じで出題されます。
テキストの基本事項を押さえておけば、おおむね解ける問題です。
先の○×問題の解説です。
①の「リゾチーム塩酸塩は、鶏卵アレルギーがある人では使用を避ける必要がある」ですが、これは、リゾチーム塩酸塩の固有の特徴であるため、ド定番論点となっています。
リゾチーム塩酸塩は、鶏卵の卵白から抽出したタンパク質です。んなもんで、鶏卵アレルギーの人は「避ける」となっています。
先の市販医薬品のページで確認してみてください。「1.次の人は服用しないでください」のところに、「本剤又は本剤の成分、鶏卵によりアレルギー症状を起こしたことがある人」という記載を見るはずです。
よって、①は、「○」となります。
憶え方あります。「食べ物アレルギー系(鶏卵アレルギー・牛乳アレルギー・ゼラチン)のまとめ‐登録販売者」を参考をば。
②の「リゾチーム塩酸塩は、ショック(アナフィラキシー)のような重篤な副作用を生じることがある」ですが、そのとおりです。
よって、②は、「○」となります。
なお、当該「ショック(アナフィラキシー)」ですが、次の2つと繋げて憶えると効率がいいです。
リゾチーム塩酸塩は、重篤な副作用として、「皮膚粘膜眼症候群(SJS)」と「中毒性表皮壊死融解症(TEN)」を生じます。当該2つの副作用は、「ショック(アナフィラキシー)」と同様に、主要な副作用なので、一緒に覚える、といった次第です。
また、「乳児に始めて使用したときに、「ショック(アナフィラキシー)」が現れたという報告があるので、これとも繋げれば、頭に残るかと思います。
リゾチーム塩酸塩の「風邪薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。
リゾチーム塩酸塩は、「抗炎症成分」です。
先の○×問題でも出たように、「鶏卵アレルギーの人は避ける」です。
ごくまれに、「細菌の細胞壁を分解する働きがある」が出ますが、「風邪の原因はウイルスなので、風邪薬としての薬効はあまりない」との落ちがつきます。
このあたりのことが頭に入っていれば、本試験では、だいたいの選択肢は判別できるはずです。テキストをしっかり読んでおきましょう。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「コンタック せき止めST 12カプセル」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「風邪薬」の他の「抗炎症成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
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