41問‐R2-12月の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第41問は、「帳簿」についての問題です。「ひっかけ」が1つありますが、勉強した受験生なら、大丈夫でしょう。こういう問題が取れるようになりましょう。

41問‐帳簿

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 別段、複雑な指示はありません。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください

 また、「免許証・標識・宅建業者名簿・宅建士資格登録簿・従業者名簿・帳簿の横断まとめ」も、参考願います。

選択肢1

 選択肢1の「宅地建物取引業者は、本店と複数の支店がある場合、支店には帳簿を備え付けず、本店に支店の分もまとめて備え付けておけばよい。」ですが、誤った記述です。

 帳簿は、「事務所ごと」に設ける必要があります。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「宅地建物取引業者は、宅地建物取引業に関し取引のあったつど、その年月日、その取引に係る宅地又は建物の所在及び面積その他国土交通省令で定める事項を帳簿に記載しなければならない。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述で、解説のしようがありません。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「宅地建物取引業者は、帳簿を各事業年度の末日をもって閉鎖するものとし、閉鎖後5年間当該帳簿を保存しなければならないが、自ら売主となり、又は売買の媒介をする新築住宅に係るものにあっては10年開保存しなければならない。」ですが、誤った記述です。

 ゆるい「ひっかけ」です。

 「10年保存」が義務付けられているのは、「自ら売主となる新築住宅に係るもの」です。

 「媒介」なら、担保責任がないので、帳簿を10年も保存する意味がないです。

 新築住宅の瑕疵担保は、「引渡し後、10年」だから、応じて、帳簿も10年保存と憶えましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、帳簿の「各事業年度の末日をもって閉鎖…5年間保存」は、正しいです。憶えておくべき数字です。

選択肢4

 選択肢4の「宅地建物取引業者は、帳簿の記載事項を、事務所のパソコンのハードディスクに記録し、必要に応じ当該事務所においてパソコンやプリンターを用いて明確に紙面に表示する場合でも、当該記録をもって帳簿への記帳に代えることができない。」ですが、誤った記述です。

 電磁的記録でも、帳簿扱いとなります。

 テキストで確認しておきましょう。まあ、常識的に判断できますね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「誤」です。

 本問は、「正しいものはどれか?」ですので…

 正解:2

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。

 類似問題あります。

 テーマ別の問題演習は、「宅建業法「帳簿・名簿」の過去問リスト」を、活用ください。

独学向け教材

 宅建の独学向け教材には、「2系統」あります。

 はじめて法律を学ぶ方は「宅建(初学者向け)」を、参考にしてください。

 んで、法学部卒等で、ある程度の素養のある人は、「宅建(経験者向け)」を、参考にしてください。

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宅建のこまごましたもの

 試験勉強については、「宅地建物取引士(宅建)の独学」を、参考にしてください。

 「宅建」という資格を、より知りたい方は、「資格ガイド Sランク資格:宅地建物取引士」を、一読願います。

 ブログに試験勉強に関する記事を投稿しています。興味のある方は、「宅建タグの投稿記事」を、お目汚しください。

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