23問‐R2-12月の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第23問は、「登録免許税」の問題です。ややこしい税法は、基本は、「後回し」です。他の論点が済んでから、がんばりましょう。

23問‐登録免許税

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「やや難」です。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

選択肢1

 選択肢1の「この税率の軽減措置の適用を受けるためには、やむを得ない事情がある場合を除き、その住宅用家屋の取得後1年以内に所有権の移転登記を受けなければならない。」ですが、正しい記述です。

 登録免許税の軽減税率の特例は、原則として、取得後1年以内に登記を受けるものになっています。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「この税率の軽減措置は、住宅用家屋を相続により取得した場合に受ける所有権の移転登記についても適用される。」ですが、誤った記述です。

 当該軽減は、売買か競売による取得に限定されています。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「この税率の軽減措置に係る登録免許税の課税標準となる不動産の価額は、売買契約書に記載されたその住宅用家屋の実際の取引価格である。」ですが、誤った記述です。

 固定資産課税台帳登録価格が、課税標準となります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「過去にこの税率の軽減措置の適用を受けたことがある者は、再度この措置の適用を受けることはできない。」ですが、誤った記述です。

 再度、軽減措置を受けることができます。

 所得税の軽減措置と、整理して憶えましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「誤」です。

 本問は、「正しいものはどれか?」ですので…

 正解:1

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「宅建「法令上の制限」の「税法」の過去問リスト」を、活用ください。

独学向け教材

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