第10問は、「共有」の問題です。単に、条文知識を問うだけの問題です。まずもって、取らないといけないです。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。
選択肢1の「共有物の各共有者の持分が不明な場合、持分は平等と推定される。」ですが、正しい記述です。
「第二百五十条」の「共有持分の割合の推定」には…、
『各共有者の持分は、相等しいものと推定する。』
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
蛇足ですが、「推定」なので、チェックです。「みなす」では、意味的に、まったく異なります。
選択肢2の「各共有者は、他の共有者の同意を得なければ、共有物に変更を加えることができない。」ですが、正しい記述です。
単に、条文知識を問う問題です。
「第二百五十一条」の「共有物の変更」には…、
『各共有者は、他の共有者の同意を得なければ、共有物に変更を加えることができない』
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「共有物の保存行為については、各共有者が単独ですることができる。」ですが、正しい記述です。
「第二百五十二条」の「共有物の管理」には…、
『共有物の管理に関する事項は、前条の場合を除き、各共有者の持分の価格に従い、その過半数で決する。ただし、保存行為は、各共有者がすることができる。』
…とあります。
例外的に、「保存行為」は、持分さえあれば、誰でも可能と相なります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「共有者の一人が死亡して相続人がないときは、その持分は国庫に帰属する。」ですが、誤った記述です。
「第二百五十五条」の「持分の放棄及び共有者の死亡」には…、
『共有者の一人が、その持分を放棄したとき、又は死亡して相続人がないときは、その持分は、他の共有者に帰属する。』
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
本問は、「誤ったものはどれか?」ですので…
正解:2
…と相なります。
当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。
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当該論点の勉強には、「民法「抵当権」の過去問リスト」を、活用ください。
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