50問‐R1の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第50問は、「建物」の問題です。耐震、制震、免震、既存不適格建築物といった論点が問われています。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

50問‐建物

 

 (クリックして拡大。)

難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 ゼッタイに落としてはいけません!

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 問題文には、別段、注意すべき設定はありません。

 ふつうに解いていってください。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

 選択肢1の「地震に対する建物の安全確保においては、耐震、制震、免震という考え方がある。」ですが、正しい記述です。

 テキストそのとおりの記述です。個々を、確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「適当」となります。

選択肢2

 選択肢2の「制震は制振ダンパーなどの制振装置を設置し、地震等の周期に建物が共振することで起きる大きな揺れを制御する技術である。」ですが、正しい記述です。

 制震は、「揺れを制する」技術です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「適当」となります。

選択肢3

 選択肢3の「免震はゴムなどの免震装置を設置し、上部構造の揺れを減らす技術である。」ですが、正しい記述です。

 免震は、「揺れを免れる」技術です。

 よって、選択肢は、「適当」となります。

選択肢4

 選択肢4の「耐震は、建物の強度や粘り強さで地震に耐える技術であるが、既存不適格建築物の地震に対する補強には利用されていない。」ですが、誤った記述です。

 「既存不適格建築物」の補強に、よくよく利用されています。

 なお、「既存不適格建築物」とは、既存不適格建築物とは、法令の改正により基準に合わなくなった建物のことで、かつては適法だったが、法改正によって、現在の法基準に、そぐわなくなった建築物です。

 ざっくりいえば、「古い家」で、んなもんで、耐震技術は、多くの「古い家」に利用されています。

 よって、選択肢は、「不適当」となります。

答え

 「1」は「適当」です。

 「2」は「適当」です。

 「3」は「適当」です。

 「4」は「不適当」です。

 本問は、「不適当なものはどれか?」の問題なので…、

 正解:4

 …と相なります。

 過去問は以上です。お疲れ様でした!


参考リンク

 当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「宅建「その他」の「土地・建物」の過去問リスト」を一読ください。

独学向け教材

 宅建の独学向け教材には、「2系統」あります。

 はじめて法律を学ぶ方は「宅建(初学者向け)」を、参考にしてください。

 んで、法学部卒等で、ある程度の素養のある人は、「宅建(経験者向け)」を、参考にしてください。

PDF過去問に一言

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 PDF過去問の演習には、「タブレット」が最も勝手がよくて、ストレスも少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 受験が終わっても、他の試験で使え、サブ機としても使えます。受験を機に「Fire HD」を検討するのは、損はないです。

宅建のこまごましたもの

 試験勉強については、「宅地建物取引士(宅建)の独学」を、参考にしてください。

 「宅建」という資格を、より知りたい方は、「資格ガイド Sランク資格:宅地建物取引士」を、一読願います。

 ブログに試験勉強に関する記事を投稿しています。興味のある方は、「宅建タグの投稿記事」を、お目汚しください。

みんなとシェアする