10問‐令和4年度の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第10問は、「少額訴訟」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

10問‐少額訴訟

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。

解説

 別段、複雑な指示はないので、ふつうに選択肢の1つ1つを解けばいいです。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢ア

 選択肢アの「A又はBが、当該少額訴訟の終局判決に対して不服があるときは、管轄の地方裁 判所に控訴することができる。」ですが、誤った記述です。

 「少額訴訟」ですが、同じ簡易裁判所に「異議申し立て」はできますが、地方裁判所に「控訴」はできないです。

 定番論点なので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢イ

 選択肢イの「Bは、訴訟が係属している間であれば、いつでも、当該少額訴訟を通常の訴訟手 続に移行させる旨の申述をすることができる。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「いつでも」のところです。

 「少額訴訟」ですが、審理が開始されるまでは、被告は、通常の訴訟手続きに移行させることができます。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢ウ

 選択肢ウの「Bが滞納している管理費の総額が70万円である場合に、Aは、訴訟の目的の価額を60万円として少額訴訟を利用することができる」ですが、正しい記述です。

 「少額訴訟」は、訴額が「60万円以下」の金銭支払請求事件について利用できます。

 選択肢のように、総額が70万円でも、「訴訟の目的の価額を60万円」としたなら、「少額訴訟」を利用できます。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢エ

 選択肢エの「Bは、当該少額訴訟において反訴を提起することはできない」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 少額訴訟では、反訴を提起できません。

 ド定番論点です。これだけは、ガチで解けるようになっておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「ア」は「誤」です。

 「イ」は「誤」です。

 「ウ」は「正」です。

 「エ」は「正」です。

 本問は、「適切なものはいくつあるか?」ですので…

 正解:2

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「管業「管理費・少額訴訟関係」の過去問リスト」を、活用ください。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、

 テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、

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 管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。

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