本問は、「適正使用」の「一般用医薬品の安全対策」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「解熱鎮痛成分としてサリチルアミドが配合されたアンプル入りかぜ薬の使用による重 篤な副作用で、複数の死亡例が発生したことを踏まえ、1965 年、厚生省(当時)は関係 製薬企業に対して、アンプル入りかぜ薬製品の回収を要請した。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「サリチルアミド」のところです。
正しくは、「アミノピリン、スルピリン」です。
「アンプル入りかぜ薬」に入っていたのは、「アミノピリン、スルピリン」です。
これまでにない出題です。復習しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、年号・年月日は、問われたことがないので、「1965 年」ウンヌンに、神経質になる必要はありません。
選択肢bの「小柴胡湯とインターフェロン製剤との併用例による急性膵炎が報告されたことから、 1994 年1月、インターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がな された。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「急性膵炎」のところです。
正しくは、「間質性肺炎」です。
「小柴胡湯・・・インターフェロン製剤・・・間質性肺炎」は、ド定番のキーワードなので、ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
本問も、年号を気にする必要はありません。
選択肢cの「いわゆるスイッチOTC医薬品等、承認基準に合致しない医薬品については、製薬企 業が承認申請を行うに際してより詳細な資料の提出が要求され、有効性、安全性及び品 質に関して厳格な審査が行われる。」ですが、正しい記述です。
手引きの「注記」からの出題です。
選択肢そのまんまなのですが…、
「いわゆるスイッチOTC医薬品等、承認基準に合致しない医薬品については、製薬企業が承認申請を行うに際してより詳細な資料の提出が要求され、」
「有効性、安全性及び品質に関して厳格な審査が行われる」
…となっています。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、「スイッチOTC医薬品」については、「登録販売者 OTC医薬品(スイッチOTC医薬品・ダイレクトOTC医薬品)のまとめ」も参考にしてください。
選択肢dの「2003 年5月までに、一般用かぜ薬の使用によると疑われる間質性肺炎の発生事例が計 26 例報告され、同年6月に厚生労働省は一般用かぜ薬全般につき使用上の注意の改訂を 指示することとした。」ですが、正しい記述です。
「一般用かぜ薬による間質性肺炎」のところからの出題です。
選択肢の言うように、一般用かぜ薬全般につき使用上の注意の改訂が行われました。
手引きを抜粋すると…、
「同年6月、一般用かぜ薬全般につき使用上の注意の改訂を指示することとした。」
「それ以前も一般用かぜ薬の使用上の注意において、「5~6回服用しても症状が良くならない場合には服用を中止して、専門家に相談する」等の注意がなされていたが、」
「それらの注意に加えて、まれに間質性肺炎の重篤な症状が起きることがあり、」
「その症状は、かぜの諸症状と区別が難しいため、症状が悪化した場合には服用を中止して医師の診療を受ける」旨の注意喚起がなされることとになった」
…となっています。確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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