39問‐R2-10月の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第39問は、おなじみの「宅建業者規制」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

39問‐宅建業者規制問題

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「ふつう」です。

 難しい選択肢もありますが、大半の受験生は、「点」にするはずです。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 問題文に、これといった指示はありません。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

 選択肢1の「宅地建物取引業者は、従業者名簿の閲覧の請求があったときは、取引の関係者か否かを問わず、請求した者の閲覧に供しなければならない。」ですが、誤った記述です。

 「第四十八条」の「証明書の携帯等」には…、

 『4 宅地建物取引業者は、取引の関係者から請求があつたときは、前項の従業者名簿をその者の閲覧に供しなければならない』

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 まあ、「従業者名簿」も、個人情報の集まりですから、無闇に閲覧させてよいものではないです。

 まあ、常識的に判断できるかと思います。

 なお、取引の関係者から請求があったときに提示するのは、宅建士証と従業者証明書です。

選択肢2

 選択肢2の「宅地建物取引業者は、その業務に従事させる者に従業者証明書を携帯させなければならず、その者が宅地建物取引士であり、宅地建物取引士証を携帯していても、従業者証明書を携帯させなければならない。」ですが、正しい記述です。

 よく出る論点です。

 宅建士証と、従業者証明書とは、別物なので、当然、両方を携帯する人も出てきます。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 参考:宅建士証・従業者証明書の横断まとめ

選択肢3

 選択肢3の「宅地建物取引業者は、その事務所ごとに従業者名簿を備えなければならないが、退職した従業者に関する事項は、個人晴報保護の観点から従業者名簿から消去しなければならない。」ですが、誤った記述です。

 「従業者名簿」ですが、最終の記載から、10年間、保存する義務があります。

 新築住宅の瑕疵担保責任の「10年」と一緒、くらいに憶えるといいでしょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 参考:免許証・標識・宅建業者名簿・宅建士資格登録簿・従業者名簿・帳簿の横断まとめ

選択肢4

 選択肢4の「宅地建物取引業者は、その業務に従事させる者に従業者証明書を携帯させなければならないが、その者が非常勤の役員や単に一時的に事務の補助をする者である場合には携帯させなくてもよい。」ですが、誤った記述です。

 役員やパートでも、小鳥でも、宅建業の従業者なら、従業者証明書を携帯する必要があります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「誤」です。

 本問は、「正しいものはどれか?」ですので…

 正解:2

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。

 類似問題あります。

 テーマ別の問題演習は、「宅建業法「帳簿・名簿」の過去問リスト」を、活用ください。

独学向け教材

 宅建の独学向け教材には、「2系統」あります。

 はじめて法律を学ぶ方は「宅建(初学者向け)」を、参考にしてください。

 んで、法学部卒等で、ある程度の素養のある人は、「宅建(経験者向け)」を、参考にしてください。

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宅建のこまごましたもの

 試験勉強については、「宅地建物取引士(宅建)の独学」を、参考にしてください。

 「宅建」という資格を、より知りたい方は、「資格ガイド Sランク資格:宅地建物取引士」を、一読願います。

 ブログに試験勉強に関する記事を投稿しています。興味のある方は、「宅建タグの投稿記事」を、お目汚しください。

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