第29問は、「媒介契約」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは、「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。
問題文には、別段、複雑な指示はないので、ふつうに選択肢の1つ1つを解けばいいです。
なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。
選択肢アの「Aは、Bとの間で専任媒介契約を締結し、所定の事項を指定流通機構に登録したときは、その登録を証する書面を遅滞なくBに引き渡さなければならない。」ですが、正しい記述です。
選択肢は「専任媒介契約」です。
この形態は、登録をする義務があり、登録をしたら、登録済証を引き渡す義務があります。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、「一般媒介契約」では、こうした義務はありません。
選択肢イの「Aは、Bとの間で媒介契約を締結したときは、当該契約が国土交通大臣が定める標準媒介契約約款に基づくものであるか否かの別を、法第34条の2第1項の規定に基づき交付すべき書面に記載しなければならない。」ですが、正しい記述です。
「専任媒介契約」でも、「一般媒介契約」でも、書面作成・交付義務があります。
選択肢の「標準媒介契約約款」ウンヌンは、いわゆる、記載事項の「9」に当たるもので、書面記載義務があります。
近年は、当該書面の記載事項が頻繁に問われているので、他の事項も、テキストで必ず確認しておいてください。要暗記です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ウの「Aは、Bとの問で専任媒介契約を締結するときは、Bの要望に基づく場合を除き、当該契約の有効期間について、有効期間満了時に自動的に更新する旨の特約をすることはできない。」ですが、誤った記述です。
「専任媒介契約」ですが、有効期間は、「3ヶ月が上限」です。
しかし、“依頼者からの申し出があれば”、更新できます。
本問は、依頼者のBからの要望があるので、自動更新の特約は有効です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢エの「Aは、Bとの間で専属専任媒介契約を締結したときは、Bに対し、当該契約に係る業務の処理状況を1週間に1回以上報告しなければならない。」ですが、正しい記述です。
「専属専任媒介契約」なので、報告は、「1週間に1回以上」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「専任媒介契約」は、「2週間に1回以上」です。
んで、「一般媒介契約」は、「定期的な報告義務なし」です。
ド定番の数字なので、ガチ暗記です。
「ア」は「正」です。
「イ」は「正」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「正」です。
本問は、「正しいものはいくつあるか?」ですので…
正解:3
…と相なります。
当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。
類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「宅建業法「媒介契約」の過去問リスト」を、活用ください。
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