29問‐R2-10月の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第29問は、「媒介契約」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

29問‐媒介契約

 

 (クリックして拡大。)

難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは、「ふつう」です。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 問題文には、別段、複雑な指示はないので、ふつうに選択肢の1つ1つを解けばいいです。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢ア

 選択肢アの「Aは、Bとの間で専任媒介契約を締結し、所定の事項を指定流通機構に登録したときは、その登録を証する書面を遅滞なくBに引き渡さなければならない。」ですが、正しい記述です。

 選択肢は「専任媒介契約」です。

 この形態は、登録をする義務があり、登録をしたら、登録済証を引き渡す義務があります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、「一般媒介契約」では、こうした義務はありません。

選択肢イ

 選択肢イの「Aは、Bとの間で媒介契約を締結したときは、当該契約が国土交通大臣が定める標準媒介契約約款に基づくものであるか否かの別を、法第34条の2第1項の規定に基づき交付すべき書面に記載しなければならない。」ですが、正しい記述です。

 「専任媒介契約」でも、「一般媒介契約」でも、書面作成・交付義務があります。

 選択肢の「標準媒介契約約款」ウンヌンは、いわゆる、記載事項の「9」に当たるもので、書面記載義務があります。

 近年は、当該書面の記載事項が頻繁に問われているので、他の事項も、テキストで必ず確認しておいてください。要暗記です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢ウ

 選択肢ウの「Aは、Bとの問で専任媒介契約を締結するときは、Bの要望に基づく場合を除き、当該契約の有効期間について、有効期間満了時に自動的に更新する旨の特約をすることはできない。」ですが、誤った記述です。

 「専任媒介契約」ですが、有効期間は、「3ヶ月が上限」です。

 しかし、“依頼者からの申し出があれば”、更新できます。

 本問は、依頼者のBからの要望があるので、自動更新の特約は有効です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢エ

 選択肢エの「Aは、Bとの間で専属専任媒介契約を締結したときは、Bに対し、当該契約に係る業務の処理状況を1週間に1回以上報告しなければならない。」ですが、正しい記述です。

 「専属専任媒介契約」なので、報告は、「1週間に1回以上」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、「専任媒介契約」は、「2週間に1回以上」です。

 んで、「一般媒介契約」は、「定期的な報告義務なし」です。

 ド定番の数字なので、ガチ暗記です。

答え

 「ア」は「正」です。

 「イ」は「正」です。

 「ウ」は「誤」です。

 「エ」は「正」です。

 本問は、「正しいものはいくつあるか?」ですので…

 正解:3

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「宅建業法「媒介契約」の過去問リスト」を、活用ください。

独学向け教材

 宅建の独学向け教材には、「2系統」あります。

 はじめて法律を学ぶ方は「宅建(初学者向け)」を、参考にしてください。

 んで、法学部卒等で、ある程度の素養のある人は、「宅建(経験者向け)」を、参考にしてください。

PDF過去問に一言

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 PDF過去問の演習には、「タブレット」が最も勝手がよくて、ストレスも少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 受験が終わっても、他の試験で使え、サブ機としても使えます。受験を機に「Fire HD」を検討するのは、損はないです。

宅建のこまごましたもの

 試験勉強については、「宅地建物取引士(宅建)の独学」を、参考にしてください。

 「宅建」という資格を、より知りたい方は、「資格ガイド Sランク資格:宅地建物取引士」を、一読願います。

 ブログに試験勉強に関する記事を投稿しています。興味のある方は、「宅建タグの投稿記事」を、お目汚しください。

みんなとシェアする