18問‐R2-10月の過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第18問は、「建築基準法」の問題です。小難しい選択肢もありますが、ある程度、選択肢を絞れるかと思います。ぎりぎりまで絞って、最終解答は、運を天に任せましょう。今後の選択肢の使い回しに備えて、チェックだけしておきましょう。

18問‐建築基準法

 

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難易度・優先順位ひとこと

 本問のレベルは「やや難」です。

 解けなくはないですが、確答は、厳しいです。

 本問の答えは、「こちら(数字のみ)」です。

解説

 別段、複雑な指示はないので、ふつうに選択肢の1つ1つを解けばいいです。

 なお、本問には、類似問題があるので、後述する「参考リンク」を活用ください。

選択肢1

 選択肢1の「公衆便所及び巡査派出所については、特定行政庁の許可を得ないで、道路に突き出して建築することができる。」ですが、誤った記述です。

 「公衆便所及び巡査派出所」ですが、「特定行政庁の許可」と「建築審議会の同意」があれば、道路に突き出して建築することができます。

 テキスト記載事項なので、チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「近隣商業地域内において、客席の部分の床面積の合計が200㎡以上の映画館は建築することができない。」ですが、誤った記述です。

 いわゆる「用途制限」の問題です。

 「近隣商業地域内」においては、200㎡以上及び200㎡未満の「映画館・劇場、ナイトクラブ」の建築が可能です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 まあ、「用途地域」の「近隣商業地域」がどんなものかわかっていれば、(映画館、作れるんでない?商業だもん)と判断できるかと思います。

選択肢3

 選択肢3の「建築物の容積率の算定の基礎となる延べ面積には、老人ホームの共用の廊下又は階段の用に供する部分の床面積は、算入しないものとされている。」ですが、正しい記述です。

 「容積率の緩和措置」の問題です。

 そのとおりの記述です。

 そのほかに、不参入となるのは、「一定の昇降機の昇降路の部分」や「共同住宅の廊下等」があるので、テキストで、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「日影による中高層の建築物の高さの制限に係る日影時間の測定は、夏至日の真太陽時の午前8時から午後4時までの問について行われる。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「夏至日」のところです。

 正しくは、「冬至日」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「誤」です。

 本問は、「正しいものはどれか?」ですので…

 正解:3

 …と相なります。

 >>> 次の問題へ。


参考リンク

 当該年度のぜんぶの問題(1~50)のリンクは、「こちら」です。

 類似問題あります。テーマ別の問題演習は、「宅建「法令上の制限」の「建築基準法」の過去問リスト」を、活用ください。

独学向け教材

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