問は、「適正使用」の「してはいけないこと‐連用に関する注意」についての問題です。頻出の選択肢もありますが、あまり問われない選択肢もあり、確答の難しい問題です。過去問に出たことは、甘く見てはいけないです。復習だけはして、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「解熱鎮痛薬は、一定期間又は一定回数使用しても症状の改善がみられない場合は、 ほかに原因がある可能性があるため、「長期連用しないこと」と記載されている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
選択肢の言う「解熱鎮痛薬」のほかに、「かぜ薬、抗菌性点眼薬、鼻炎用内服薬、鎮静薬、アレルギー用薬」なども、同様です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、「長期連用しない」で、横断的に押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「浣腸薬は、感受性の低下(いわゆる ” 慣れ ”)が生じて、習慣的に使用される傾 向があるため、「連用しないこと」と記載されている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「医薬品」でも、出る論点なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「柴胡桂枝湯は、うっ血性心不全の副作用が現れることがあるため、「症状があると きのみの服用にとどめ、連用しないこと」と記載されている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「柴胡桂枝湯」のところです。
当該柴胡桂枝湯には、選択肢のような記載は、なされません。
選択肢の言う「うっ血性心不全」ウンヌンは、「芍薬甘草湯」が該当します。
参考:基礎疾患のある人
「適正使用」の「使用しない」に出てくる漢方処方製剤は、当該芍薬甘草湯くらいなので、ガチで押えておきましょう。
「使用しない 漢方処方製剤」を、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「駆虫薬は、海外において、長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告が あるため、「1週間以上継続して服用しないこと」と記載されている。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「長期連用した場合に精神神経症状が現れた」ウンヌンで、「1週間以上継続して服用しない」なのは、「次硝酸ビスマス」や「次没食子酸ビスマス」などが該当します。
「連用しない各種」を、一読願います。
なお、選択肢の「駆虫薬」ですが、「○○以上続けて服用しない」となっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
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