本問は、「適正使用」の「使用上の注意2」についての問題です。第116問は、公式では「正解なし」となっていますが、ここでは、問題を改めて解説を施しています。内容的には、基礎・基本的なものばかりです。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、すべて、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「フェルビナクが配合された外用鎮痛消炎薬は、喘息発作を誘発させるおそれがあ るため、「ぜんそくを起こしたことがある人」は使用しないこととされている。
「フェルビナク」の正しい記述です。
インドメタシン、ケトプロフェン又はピロキシカムが配合された外用鎮痛消炎薬も同様です。「アレルギーの既往歴のある人」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「アミノ安息香酸エチルが配合された外用痔疾用薬は、肝臓でグリコーゲンを分解 して血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病を悪化させるおそれがあるため、「糖尿病の診断を受けた人」は使用しないこととされている」ですが、誤った記述です。
「使用しない」の論点で、「糖尿病」の人が使用を避けることになっているのは、「プソイドエフェドリン塩酸塩 」です。
「アミノ安息香酸エチル」ですが、「使用しない」の「アレルギー症状のある人」や「使用しない 小児」に出てきます。
チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「アセトアミノフェンが配合された医薬品は、徐脈又は頻脈を引き起こし、心臓病 の症状を悪化させるおそれがあるため、「心臓病の診断を受けた人」は使用(服用) しないこととされている」ですが、誤った記述です。
「心臓病」の人が、「使用しない」となるのは、プソイドエフェドリン塩酸塩、芍薬甘草湯、カフェインです。
定番論点なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「アセトアミノフェン」ですが…、「アレルギーの既往歴のある人」で、出ます。チェックしておきましょう。
問題ミスがあったところです。
設問では、「カフェインが配合された医薬品」となっていますが、「カフェインが配合された眠気防止薬」と修正します。
で、選択肢dの「カフェインが配合された眠気防止薬は、胃液の分泌を亢進し、胃潰瘍の症状を悪化さ せるおそれがあるため、「胃潰瘍の診断を受けた人」は使用(服用)しないこととさ れている。」ですが、正しい記述です。
「カフェイン」入りの眠気防止薬は、「胃潰瘍」な人は、「使用しない」となっています。
「カフェインの眠気防止薬と言えば、心臓病・胃潰瘍」なので、ガチ暗記してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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