クロルヘキシジングルコン酸塩‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 クロルヘキシジングルコン酸塩は、「呼吸器官に作用する薬」の「口腔咽喉薬」の「殺菌消毒成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

傾向と優先順位

 ご存じのように、「クロルヘキシジングルコン酸塩」は、「口腔咽喉薬」の「殺菌消毒成分」として登場します。

 当該成分の配合された「口腔咽喉薬」の市販薬ですが、わたしが調べた範囲では、見当たりませんでした。興味のある方は、深く検索してみてください。

 当該市販薬事情を受けてか、試験にはあまり出ません。出ても、基本的な出題に留まっています。優先順位は「ふつう」です。

過去問○×問題

 クロルヘキシジングルコン酸塩は…、

 ① クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬については、口腔内に傷やひどいただれの ある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

 …といった感じで出題されます。

 テキストの基本事項を押さえておけば、おおむね解ける問題です。

 ①の正誤はこちらです。

例題解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬については、口腔内に傷やひどいただれのある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある」ですが、当該成分の固有の論点です。

 そのまんまですが、口腔内に傷やひどいただれのある人は、クロルヘキシジングルコン酸塩の入った口腔咽喉薬の使用を避けます。

 よって、①は、「○」となります。

試験ポイント

 クロルヘキシジングルコン酸塩の「口腔咽喉薬」でのポイントを、おさらいのためにまとめておきます。

 先述したように、クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬は、強い刺激を生じるおそれがあるため、口腔内に傷やひどいただれのある人は、使用を避ける必要があります

 ここは固有論点なので、押さえておくべきです。

 しばしば、本試験にて、「クロルヘキシジングルコン酸塩は、口腔内にキズやただれがあっても、使用できる」などと出題されています。

 もちろん、「×」です。固有事項は、なんでも、チェックしておきましょう。

 また、最近では、「ショック(アナフィラキシー)」が問われるようになっています。

 手引きには…、

 「クロルヘキシジングルコン酸塩が口腔内に適用される場合、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。」

 …とあります。

 該当する成分を、「登録販売者 医薬品 ショック(アナフィラキシー)の副作用のまとめ」で、横断的に押えておきましょう。

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独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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