登録販売者「適正使用」の生薬

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「適正使用」の対策ページ。「医薬品的な問題」が増えてきたので、その対策を取りたい人向けのページ。本ページでは、「適正使用」の個別論点の「生薬」の「使用(服用)しない」と「相談すること」をまとめたページ。独学者向け。

生薬のまとめ

 「適正使用」に登場する「生薬」は、「医薬品」と比べると、「4つ」と数が少ないです。

 出るのは、「センナ・ダイオウ」、「カンゾウ」、そして、「マオウ」です。

 昨今の試験では、「医薬品的な問題」が増加傾向にあります。

 「適正使用」の「生薬」を勉強しても、費用対効果は、悪くないです。

 できるだけ、押さえてみてください。

センナ・ダイオウ

 まず、「センナ・ダイオウ」です。

 お友達の医薬品「センナシド」が問われたことがあるので、同じ瀉下成分であるセンナ・ダイオウも、押さえておくべきです。

 さて、センナ・ダイオウには、「2つ」の「使用しない」論点があります。

 1つ目は、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」です。

 「理由」は、「乳児に下痢を起こすおそれがあるため」です。

 2つ目は、「大量に使用(服用)しないこと」です。

 「理由」は、「腸管粘膜への刺激が大きくなり、腸管粘膜に炎症を生じるおそれがあるため」です。

 “大量に”という文言があるのは、瀉下成分のみなので、チェックしておきましょう。

 参考:使用しない‐女性系

 参考:使用しない‐特徴系+その他

 生薬参考:センナ

 生薬参考:ダイオウ

カンゾウ・・・使用しない

 次に、「カンゾウ」です。

 当該カンゾウですが、おなじみ「グリチルリチン酸」が含まれている生薬です。

 試験的には、グリチルリチン酸と同じように憶えればいいです。

 さて、当該カンゾウの「使用しない」ですが…、

 「短期間の服用にとどめ、連用しないこと

 「長期連用しないこと

 …となっています。

 前者の文言は、カンゾウ・グリチルリチン酸等の固有表記なので、押えておきましょう。

 後者の長期ウンヌンは、定番なので、大丈夫でしょう。

 「理由」ですが、両方とも、「偽アルドステロン症を生じるおそれがあるため」です。

 頻出の副作用「偽アルドステロン症」と絡んで出題されるので、「理由」まで押えておきましょう。

 生薬参考:カンゾウ

カンゾウ・・・相談すること

 次に、カンゾウの「相談すること」を挙げておきます。

 「適正使用」では、あまり出ないでしょうが、「医薬品」で出るところなので、おさらいがてら、勉強してください。

 さて、カンゾウの「相談」ですが…、

 「高齢者

 「むくみ

 「高血圧

 「心臓病

 「腎臓病

 …となっています。

 憶え方としては、「高」つながりで「高齢者・高血圧」を憶え、「心臓・腎臓」は「しんじん」くらいに憶え、「むくみ」は自力ってな次第です。

カンゾウ補足

 さて、当該カンゾウには、『数字』が出てくるので、ちょっとだけ、注意してください。

 「手引き」の「資料」には、「グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸、カンゾウ等のグリチルリチン酸を含む成分(1日用量がグリチルリチン酸として40mg以上、又はカンゾウとして1g以上を含有する場合)」と、表記されています。

 「数字」は、常に狙われているので、「グリチルリチン酸として“40mg以上”、又はカンゾウとして“1g以上”」の「4」と「1」は押えておきたいところです。

マオウ

 最後の「マオウ」ですが、「相談すること」のみに登場する生薬です。

 挙げていくと…、

 高齢者

 排尿困難

 甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症

 高血圧

 心臓病

 糖尿病

 …となっています。

 憶え方としては、「こう」繋がりで「高齢者・高血圧」と「甲状腺機能障害、甲状腺機能亢進症」を押え、「尿」繋がりで「排尿困難・糖尿病」を押え、「心臓病」は自力で憶えるってな寸法です。

 「理由」ですが、「高齢者」の「心悸亢進、血圧上昇、糖代謝促進を起こしやすいため。」くらいを押えておけばいいでしょう。

 残りは、「理由」の中に、病名なり症状名が出てくるので、万が一、出題されても、文章から判別できるように思います。

 参考:マオウ

 参考:相談すること‐高齢者

 参考:相談すること‐基礎疾患1

 参考:相談すること‐基礎疾患2

こまごましたもの

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