登録販売者試験の「人体」に出てくる「カタカナ語句」のうち、「アルブミン・グロブリン(血漿)」の憶え方と語呂合わせのページ。復習用に「手引き」の抜粋も併せて掲載。出先の勉強などに活用ください。
「アルブミン・グロブリン」ですが、「人体」で、実によく問われるカタカナ語句です。
性質・意味が問われるだけでなく、カタカナ語句そのものが、選択肢の1つに、突拍子もなく顔を見せることがあります。
たとえば、「東京都 R3 第19問」や…、
「R3 愛知県 第16問」などのように、薬害訴訟の論点で出てきたこともあります。
「選択肢に使いやすいカタカナ語句」なので、シッカリと押さえておくべきです。
優先順位は、「高い」です。
なお、当該アルブミンは、本ページの「血漿」のほかに、「肝臓」のところにも出てくるので、チェックしておきましょう。
んで、当該グロブリンは、「白血球」のところにも、出てきます。チェックしておきましょう。
参考:免疫グロブリン(白血球)
当該アルブミン・グロブリンは、「3)循環器系」の「(c) 血液」の①「血漿」に登場するカタカナ語句です。
手引きには…、
『(血漿は、)90%以上が水分からなり、アルブミン、グロブリン等のタンパク質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む。』
…とあります。
ざっくり言えば、アルブミン・グロブリンは、タンパク質の一種なわけです。
試験では、当該タンパク質のところがいじられそうです。
たとえば、「アルブミン、グロブリン等の“アミノ酸”」とか「アルブミン、グロブリン等の“ビタミン”」といった塩梅です。
アルブミン・グロブリンは、「タンパク質」です。
意外に盲点になりそうなので、テキストを精読しておきましょう。
なお、数字の「90%以上」のところも、よくよく問われます。「人体の数字2」も、参考にしてください。
次に、手引きでは、「アルブミン」に、以下の…、
『アルブミンは、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、』
『ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする』
…という説明が続きます。
ここは、実に問題を作りやすいところなので、チェックしておくべきです。
まずもって、その「働き」です。
当該アルブミンは、「血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働き」があるわけですが、ここの部分が「グロブリン」のものと入れ替えられることが多いです。
たとえば、「アルブミンは、“体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う”」といった次第です。「×」です。
次に、登録販売者試験によくある「逆」問題があります。
たとえば、「血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に“漏れ出る”)働き」とか「血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に“滲み出る”)働き」といった感じです。
ぜんぜん違いますね。こういった問題は、テキストを精読しておけば、大丈夫かと思います。
さて、最後に、後段の『ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする』のところに、一言、述べておきたいです。
試験的には、そのまんまが出題されることが多いです。
たとえば…、
「アルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成する」といった感じです。「〇」です。
「アルブミンは、ホルモンや医薬品が血液によって運ばれるときに、代謝や排泄を受けにくくする」といった感じです。「〇」です。
しかし、頭の腐った出題者だと…、
「グロブリンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成する」とか…、
「アルブミンは(略)代謝や排泄を“受けやすくする”」
…といった感じに問題を作りそうなので、注意してください。
ところで、くだらない憶え方ですが、「振動がある」くらいに憶えるといいでしょう。地震で怖い目にあった人なら、即、頭に残るかと思います。
「振動」は、「血液の“浸透”圧を保持する」の「しんとう」をもじったものです。
「ある」は、「“アル”ブミン」の「アル」です。
サッカー好きな人は、往年選手の「アルシンド」で、憶えるといいでしょう。
手引きでは、「グロブリン」ですが、手引きには、以下の…、
『グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担うため、』
『そういったものは免疫グロブリンとも呼ばれる』
…という説明があります。
過去問的には、基礎・基本レベルの出題が多いです。
たとえば、「関西広域連合 R1 第64問」くらいのレベルです。
注意するとしたら、登録販売者試験でよくある「入れ替え」問題くらいです。
たとえば、「“グロブリン”は、“血液の浸透圧を保持する働きがある”」といった風に、先のアルブミンの説明と変えられる可能性が大です。
当該グロブリンは、「体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割」と、正確に憶えましょう。
これだけで、自信をもって選択肢を判別できるかと思います。
最後に、くだらない憶え方ですが、「グロ画像認識」くらいに憶えるといいでしょう。
「グロ画像」の「グロ」は、「“グロ”ブリン」のグロです。
「認識」は、「異物を特異的に“認識”する抗体」の「認識」です。
「復習」用のため、手引きの該当部分を抜粋しておきます。
「① 血漿」
「90%以上が水分からなり、アルブミン、グロブリン等のタンパク質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む。」
「アルブミンは、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。」
「グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担うため、そういったものは免疫グロブリンとも呼ばれる。」
次の「ヘモグロビン」に続きます。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする