登録販売者試験の「人体」に出てくる「カタカナ語句」のうち、「トリグリセリド・リパーゼ・カイロミクロン(小腸)」の憶え方と語呂合わせのページ。復習用に「手引き」の抜粋も併せて掲載。出先の勉強などに活用ください。
「トリグリセリド・リパーゼ・カイロミクロン」ですが、「1 胃・腸、肝臓、肺、心臓、腎臓などの内臓器官」の「1)消化器系」の(d) 「小腸」の節で登場するカタカナ語句です。
出題実績は、「リパーゼ」は、そこそこあるのですが、残る「トリグリセリド」と「トリグリセリド」は、あまり試験には出ていません。
とはいえ、“カタカナ語句だから”という理由で、狙われる可能性があるので、チェックしておきましょう。
優先順位は、「高い」です。
まず、出る方の「リパーゼ」から見ていきます。
当該リパーゼですが、手引きには…、
「脂質(トリグリセリド)は、消化酵素(リパーゼ)の作用によって分解を受ける」
…とあります。
そのまんまですが、「リパーゼ」は、脂肪を分解する酵素なわけです。
試験的には、この「脂肪を分解」を憶えておけば、事が済みます。
憶え方は、単刀直入に「尻(しり)」です。
「尻(しり)」の「し」は、「脂肪」の「し」です。
「尻(しり)」の「り」は、「リパーゼ」の「り」です。
臀部の脂肪をイメージすれば、すぐ頭に残ると思います。
次に、「トリグリセリド・カイロミクロン」ですが、試験ではそう突っ込んだ出題がないので、試験直前に押えるくらいでいいです。
まず、「トリグリセリド」ですが、「脂質」の別名です。
んなもんで、「鳥の脂」くらいのフレーズで憶えてしまいましょう。
「鳥」は、「トリグリセリド」の「トリ」です。
「脂」は、言うまでもなく、「脂質」の「脂」です。
このくらいの対応で、試験的には十分かと思います。
次に、「カイロミクロン」ですが、「乳状脂粒」の別名です。
憶え方としては、「粒状のミクロの懐炉」です。
「粒状」は、見ての通り、「乳状脂粒」に該当します。
「ミクロの懐炉」は、カイロミクロンの「カイロ・ミクロ」の順番を入れ替えた造語です。
繰り返しますが、あまり問われないカタカナ語句なので、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験の直前の休み時間などで、「鳥の脂」と「粒状のミクロの懐炉」で、十分かと思います。
「トリグリセリド・リパーゼ・カイロミクロン」ですが、過去問では、そう突っ込んだ出題はありません。
「関西広域連合 R1 第61問」や「福岡県 R3 第21問」などのように、語句を問う基本レベルの出題が今後も続くと思います。
ただ、出ることには出るので、テキストを精読しておきましょう。
「復習」用のため、手引きの該当部分を抜粋しておきます。
「小腸」
「炭水化物とタンパク質は、消化酵素の作用によってそれぞれ単糖類、アミノ酸に分解されて吸収される。」
「脂質(トリグリセリド)は、消化酵素(リパーゼ)の作用によって分解を受けるが、」
「小腸粘膜の上皮細胞で吸収されると脂質に再形成され、乳状脂粒(リポタンパク質※の一種でカイロミクロンとも呼ばれる)となる。その際、脂溶性ビタミンも一緒に取り込まれる。」
※注記事項
リポタンパク質…脂質がタンパク質などの物質と結合した微粒子。
次の「トリプシノーゲン・アミラーゼ・リパーゼ」に続きます。
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