トリグリセリド・リパーゼ・カイロミクロン(小腸)‐登録販売者 人体 カタカナ語句対策

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者試験の「人体」に出てくる「カタカナ語句」のうち、「トリグリセリド・リパーゼ・カイロミクロン(小腸)」の憶え方と語呂合わせのページ。復習用に「手引き」の抜粋も併せて掲載。出先の勉強などに活用ください。

トリグリセリド・リパーゼ・カイロミクロン(小腸)

  1. 解説・優先順位
  2. 憶え方・語呂・働き・作用
  3. 補足事項
  4. 手引き 抜粋
  5. リンク

解説・優先順位

 「トリグリセリド・リパーゼ・カイロミクロン」ですが、「1 胃・腸、肝臓、肺、心臓、腎臓などの内臓器官」の「1)消化器系」の(d) 「小腸」の節で登場するカタカナ語句です。

 出題実績は、「リパーゼ」は、そこそこあるのですが、残る「トリグリセリド」と「トリグリセリド」は、あまり試験には出ていません。

 とはいえ、“カタカナ語句だから”という理由で、狙われる可能性があるので、チェックしておきましょう。

 優先順位は、「高い」です。

憶え方・働き・作用1‐リパーゼ

 まず、出る方の「リパーゼ」から見ていきます。

 当該リパーゼですが、手引きには…、

 「脂質(トリグリセリド)は、消化酵素(リパーゼ)の作用によって分解を受ける」

 …とあります。

 そのまんまですが、「リパーゼ」は、脂肪を分解する酵素なわけです。

 試験的には、この「脂肪を分解」を憶えておけば、事が済みます。

 憶え方は、単刀直入に「尻(しり)」です。

 「尻(しり)」の「し」は、「脂肪」の「し」です。

 「尻(しり)」の「り」は、「リパーゼ」の「り」です。

 臀部の脂肪をイメージすれば、すぐ頭に残ると思います。

憶え方・働き・作用2‐トリグリセリド・カイロミクロン

 次に、「トリグリセリド・カイロミクロン」ですが、試験ではそう突っ込んだ出題がないので、試験直前に押えるくらいでいいです。

 参考:メンドクサイ成分は、行きの電車の中でやる‐登録販売者

 まず、「トリグリセリド」ですが、「脂質」の別名です。

 んなもんで、「鳥の脂」くらいのフレーズで憶えてしまいましょう。

 「鳥」は、「トリグリセリド」の「トリ」です。

 「脂」は、言うまでもなく、「質」の「脂」です。

 このくらいの対応で、試験的には十分かと思います。

 次に、「カイロミクロン」ですが、「乳状脂粒」の別名です。

 憶え方としては、「粒状のミクロの懐炉」です。

 「粒状」は、見ての通り、「乳」に該当します。

 「ミクロの懐炉」は、カイロミクロンの「カイロ・ミクロ」の順番を入れ替えた造語です。

 繰り返しますが、あまり問われないカタカナ語句なので、このページを「お気に入り」に入れておいて、試験の直前の休み時間などで、「鳥の脂」と「粒状のミクロの懐炉」で、十分かと思います。

補足‐過去問

 「トリグリセリド・リパーゼ・カイロミクロン」ですが、過去問では、そう突っ込んだ出題はありません。

 「関西広域連合 R1 第61問」や「福岡県 R3 第21問」などのように、語句を問う基本レベルの出題が今後も続くと思います。

 ただ、出ることには出るので、テキストを精読しておきましょう。

手引き 抜粋

 「復習」用のため、手引きの該当部分を抜粋しておきます。

 「小腸」

 「炭水化物とタンパク質は、消化酵素の作用によってそれぞれ単糖類、アミノ酸に分解されて吸収される。」

 「脂質(トリグリセリド)は、消化酵素(リパーゼ)の作用によって分解を受けるが、」

 「小腸粘膜の上皮細胞で吸収されると脂質に再形成され、乳状脂粒(リポタンパク質※の一種でカイロミクロンとも呼ばれる)となる。その際、脂溶性ビタミンも一緒に取り込まれる。」

 ※注記事項

 リポタンパク質…脂質がタンパク質などの物質と結合した微粒子。

リンク

 次の「トリプシノーゲン・アミラーゼ・リパーゼ」に続きます。

こまごましたもの

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