登録販売者試験の「人体」に出てくる「カタカナ語句」のうち、「トリプシノーゲン・トリプシン(小腸)」の憶え方と語呂合わせのページ。復習用に「手引き」の抜粋も併せて掲載。出先の勉強などに活用ください。
「トリプシノーゲン・トリプシン」ですが、「1 胃・腸、肝臓、肺、心臓、腎臓などの内臓器官」の「1)消化器系」の(d) 「小腸」の節で登場するカタカナ語句です。
出題実績は、かなりあります。
また、試験問題的に、「語句入れ替え問題」として、実に出しやすいところなので、必ず押えておきましょう。わたしなら、出しますね!
優先順位は、「かなり高い」です。
「トリプシノーゲン・トリプシン」ですが、手引きには…、
「腸の内壁からは腸液が分泌され、十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになる。」
…とあります。
当該トリプシノーゲン・トリプシンの憶え方ですが、要領は、「胃」で見た「ペプシノーゲン」と同じです。
まずもって、「トリプシノーゲン」を基準に考えるってな次第です。
「トリプシノーゲン」ですが、「十二指腸で分泌される腸液」によって、「トリプシン」となるわけです。
憶え方は、「腸液でノーゲが溶かされる」ってな次第です。
「トリプシノーゲン」から「ノーゲ」なる文言を消すと、「トリプシン」です。
こんな風に、「トリプシノーゲン→腸液→ノーゲが溶ける→トリプシン」と憶えておけば、混乱することなく、押えられるかと思います。
また、「トリプシノーゲン→トリプシンと、長い方から短い方になる」と、憶えるのも一手かと思います。
ややこしいので注意してください。
「トリプシノーゲン」が含まれているのは、「膵液」です。
「腸液」に含まれているわけではありません。
もう一度、テキストなり手引きなりの記述を見てほしいのですが…、
『十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、“膵液”中のトリプシノーゲンがトリプシンになる』
…です。
「ひっかけ」で、「十二指腸で分泌される“膵液”に含まれる成分の働きによって、“腸液”中のトリプシノーゲンがトリプシンになる」と問われても、大丈夫なようになっておきましょう。
カタカナ語句が面倒なのは、字面が似ているからです。
当該トリプシノーゲンですが、「胃」のペプシノーゲンと混同しそうです。
性根の腐った出題者なら、しれっと…、
「十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中の“ペプシノーゲン”が“ペプトン”になる」
…ってな問題を出しかねません。
つーか、実際に「福岡県 R3 第21問」で出ています。
以下のくだらない語呂で、整理しましょう。
ペプシノーゲンは、「胃」に出てきます。よって、「“ペプシ”で“胃”が痛い」くらいに憶えましょう。
炭酸飲料が苦手になる年齢の人は、実感を以って、「ペプシの方が胃」と、憶えられるかと思います。
次に、トリプシノーゲンですが、これは、「小腸」の節に出てきます。
これは、ザックリと「小鳥」くらいに把握しましょう。
小鳥の「小」は、小腸の「小」です。
んで、「鳥」は、言うまでもなく、“トリ”プシノーゲンの頭文字です。
「“ペプシ”で“胃”が痛い」と「小鳥」で、整理がつくかと思います。
「トリプシン」ですが、手引きには…、
「トリプシンは、胃で半消化されたタンパク質(ペプトン)をさらに細かく消化する酵素である。」
…とあります。
ざっくり言えば、「トリプシンは、タンパク質を消化する酵素」です。
「トリプシン…タンパク質」は、「鳥のタンパク質」くらいに憶えればいいでしょう。
「復習」用のため、手引きの該当部分を抜粋しておきます。
「小腸」
「腸の内壁からは腸液が分泌され、十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになる。」
「トリプシンは、胃で半消化されたタンパク質(ペプトン)をさらに細かく消化する酵素である。」
次の「エレプシン・マルターゼ」に続きます。
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