ヘモグロビン(赤血球)‐登録販売者 人体 カタカナ語句対策

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者試験の「人体」に出てくる「カタカナ語句」のうち、「ヘモグロビン(血球)」の憶え方と語呂合わせのページ。復習用に「手引き」の抜粋も併せて掲載。出先の勉強などに活用ください。

ヘモグロビン(赤血球)

  1. 解説・優先順位
  2. 憶え方・語呂・働き・作用
  3. 手引き 抜粋
  4. リンク

解説・優先順位

 「ヘモグロビン」ですが、よく問われるカタカナ語句です。

 凝った出題はそうないのですが、名称そのものが超メジャーなので、試験に問いやすいです。

 優先順位は、「高い」です。

 正直言うと、中学の理科レベルなので、間違えると「恥」です。テキストを精読しておきましょう。

 なお、当該ヘモグロビンですが、「肝臓」でも出るカタカナ語句なので、チェックしておきましょう。

 参考:ヘモグロビン・ビリルビン(肝臓)

憶え方・働き・作用

 当該ヘモグロビンは、「3)循環器系」の「(c) 血液」の②「血球(赤血球、白血球、血小板)」の「赤血球」に登場するカタカナ語句です。

 手引きには…、

 「【赤血球】 中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占め、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。」

 「ヘモグロビンは鉄分と結合したタンパク質で、」

 「酸素量の多いところ(肺胞の毛細血管)で酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところ(末梢組織の毛細血管)で酸素分子を放出する性質がある。」

 …とあります。

 ざっくり言えば、ヘモグロビンは、鉄分と結合した「タンパク質」なわけです。

 当該タンパク質のところが、「関西広域連合 R1 第64問」で問われています。チェックしておきましょう。

 次に、「酸素量の多いところ(肺胞の毛細血管)で酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところ(末梢組織の毛細血管)で酸素分子を放出する性質がある」ですが、これは、そのまんまを押えておきましょう。

 典型的な出題は、「茨城県 R3 第46問」です。テキストを精読しておけば、何の問題もありません。

 昔あった問題(福岡県 H30 第25問)ですが、「酸素量の“少ないところ”で酸素分子と結合し、酸素量の“多いところ”で酸素分子を放出する性質がある」といった、受験生を舐めた問題がありました。

 テキストを精読しておけば、一瞬で「×」と判別できたはずです。

補足‐約40%

 数字は、常に狙われています。「血液全体の約40%を占め」のところは、チェックしておきましょう。

 「人体の数字2」も、参考にしてください。

貧血について

 「ヘモグロビン」ですが、「貧血」と関係があるので、この点でも、試験に出ます。

 手引きには…、

 「赤血球は骨髄で産生されるが、赤血球の数が少なすぎたり、赤血球中のヘモグロビン量が欠乏すると、血液は酸素を十分に供給できず、疲労や血色不良などの貧血症状が現れる。」

 「その原因としては、食事の偏りや胃腸障害等のため赤血球の産生に必要なビタミンが不足することによる場合(ビタミン欠乏性貧血)や、月経過多や消化管出血等による血液損失等のためヘモグロビンの生合成に必要な鉄分が不足することによる場合(鉄欠乏性貧血)などがある。」

 …とあります。

 「ビタミン欠乏性貧血」と「鉄欠乏性貧血」ですが、「香川県 R2 第68問」などで問われています。

 「貧血」は、「医薬品」でもそこそこ問われる病気なので、テキストを精読しておきましょう。

 なお、個人的には、「赤血球は骨髄で産生される」のところも、見ておきたいです。

 「ひっかけ」で、「赤血球は“延髄”で産生される」などと、出されそうだからです。

手引き 抜粋

 「復習」用のため、手引きの該当部分を抜粋しておきます。

 「② 血球(赤血球、白血球、血小板)」

 「【赤血球】中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占め、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。」

 「ヘモグロビンは鉄分と結合したタンパク質で、酸素量の多いところ(肺胞の毛細血管)で酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところ(末梢組織の毛細血管)で酸素分子を放出する性質がある。」

 「このようなヘモグロビンの性質によって、肺で取り込まれた酸素が、全身の組織へ供給される(二酸化炭素はヘモグロビンとほとんど結合せず、血漿中に溶け込んで末梢組織から肺へ運ばれる)。」

 「赤血球は骨髄で産生されるが、赤血球の数が少なすぎたり、赤血球中のヘモグロビン量が欠乏すると、血液は酸素を十分に供給できず、疲労や血色不良などの貧血症状が現れる。」

 「その原因としては、食事の偏りや胃腸障害等のため赤血球の産生に必要なビタミンが不足することによる場合(ビタミン欠乏性貧血)や、月経過多や消化管出血等による血液損失等のためヘモグロビンの生合成に必要な鉄分が不足することによる場合(鉄欠乏性貧血)などがある。」

リンク

 次の「免疫グロブリン」に続きます。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする