登録販売者試験の「人体」に出てくる「カタカナ語句」のうち、「トリプシノーゲン・アミラーゼ・リパーゼ(膵臓)」の憶え方と語呂合わせのページ。復習用に「手引き」の抜粋も併せて掲載。出先の勉強などに活用ください。
「トリプシノーゲン・アミラーゼ・リパーゼ」ですが、「1 胃・腸、肝臓、肺、心臓、腎臓などの内臓器官」の「1)消化器系」の(e) 「膵臓」の節で登場するカタカナ語句です。
3つとも、「膵臓」の問題では、まず選択肢に出てくるカタカナ語句です。
テキストを精読して、遺漏なく押えておきましょう。
優先順位は、「かなり高い」です。
「膵臓」の「トリプシノーゲン」ですが、手引きには…、
「膵液は、消化酵素の前駆体タンパクであり消化管内で活性体であるトリプシンに変換されるトリプシノーゲンのほか、」
…とあります。
当該トリプシノーゲンは、「胃」の「ペプシノーゲン」の要領で憶えてしまいましょう。
「トリプシノーゲン」の「ノーゲ」が消えると、「トリプシン」です。
また、「トリプシノーゲン→トリプシンと、長い方から短くなる」くらいに憶えるのも一手です。
さて、当該トリプシノーゲンは、タンパク質を分解する消化酵素ですが、「鳥タンパク」くらいに、憶えるといいでしょう。
膵液の「アミラーゼ」ですが、手引きには…、
「デンプンを分解するアミラーゼ(膵液アミラーゼ)、」
…とあります。
読んで字のごとく、「アミラーゼ」は、デンプンを分解する消化酵素です。
憶え方ですが、「アミダでオデン」くらいのフレーズで、憶えてしまいましょう。
「アミダ」は、「アミラーゼ」の「アミ」です。
「オデン」は、「デンプン」の「デン」です。
あみだくじで、おでんを選ぶ情景をイメージすると、すんなり頭に残ります。
なお、「アミラーゼ」ですが、膵液中のものは、「膵液アミラーゼ」という別名があります。これで出題される可能性もあるので、押えておきましょう。
過去問では、「岡山県 R2 第22問」のような基本問題が多いです。先の語呂さえ憶えていれば、即答可能です。
最後に、当該アミラーゼは、「唾液」のところにも、登場します。
参考: プチアリン(唾液アミラーゼ)
ガチ暗記は無用ですが、「アミラーゼ…唾液と膵液」くらいに、整理しておきましょう。
最後に「リパーゼ」です。手引きには…、
「脂質を分解するリパーゼなど、多くの消化酵素を含んでいる。」
…とあります。
当該リパーゼは、脂肪を分解する消化酵素です。
当該リパーゼは、膵臓以外に「小腸」のところにも、出てきます。
憶え方ですが、「小腸」の「トリグリセリド・リパーゼ・カイロミクロン」で見たように、「尻(しり)」で、一本化するといいでしょう。
言うまでもないですが、「尻(しり)」は、「脂肪(“し”ぼう)」と「“リ”パーゼ」の頭文字です。
「膵臓」のド定番の特徴を挙げておきます。
膵臓ですが、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化するすべての酵素の供給を担っています。
消化酵素が最もよく問われます。
炭水化物は「アミラーゼ(膵液アミラーゼ)」、タンパク質は「トリプシノーゲン」、脂質は「リパーゼ」です。
語呂ですが、炭水化物(デンプン)は「アミダでオデン」です。
タンパク質は「鳥タンパク」です。
脂質は「尻(しり)」です。
くだらない語呂ですが、そこそこ頭に残るかと思います。
「復習」用のため、手引きの該当部分を抜粋しておきます。
「膵臓」
「膵液は、消化酵素の前駆体タンパクであり消化管内で活性体であるトリプシンに変換されるトリプシノーゲンのほか、」
「デンプンを分解するアミラーゼ(膵液アミラーゼ)、」
「脂質を分解するリパーゼなど、」
「多くの消化酵素を含んでいる。すなわち、膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化するすべての酵素の供給を担っている。」
次の「インスリン・グルカゴン」に続きます。
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