本問は、「基本知識」の「HIV訴訟」についての出題です。基本知識では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。選択肢を1つとして、落とさないようにしましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
「HIV訴訟」の問題です。ド定番論点です。
「HIV訴訟のポイントまとめ」を参考にしてください。
「薬害」については、細かいところまで問われるので、テキストの精読が必須です。
選択肢aの「HIV訴訟は、血友病患者が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料血漿から製 造された免疫グロブリン製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠 償訴訟である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「免疫グロブリン製剤」のところです。
正しくは、「血液凝固因子製剤」です。
細かいところまで、読み込んでおきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢の「免疫グロブリン」ですが、「人体」の「血漿」のところに登場する語句です。
手引きには…、
「グロブリンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担うため、そういったものは免疫グロブリンとも呼ばれる」
…と、記載されています。
選択肢bの「HIV訴訟を契機として、医薬品の副作用による健康被害の迅速な救済を図るため、医薬品副作用被害救済制度が創設された」ですが、誤った記述です。
絶対に間違えてはならない選択肢です。
「医薬品副作用被害救済制度」の創設の契機となったのは、「サリドマイド訴訟」と「スモン訴訟」です。
HIV訴訟が契機となって創設されたのは、「製薬企業に対し従来の副作用報告に加えて感染症報告の義務づけ」や「緊急輸入」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「HIV訴訟の和解を踏まえ、国は、HIV感染者に対する恒久対策として、エイズ治療研究開 発センター及び拠点病院の整備や治療薬の早期提供等の様々な取り組みを推進してきている」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。このあたりも、他県で問われるようになっているので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「HIV訴訟を契機に、血液製剤の安全確保対策として検査や献血時の問診の充実が図られた」ですが、正しい記述です。
これも、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
正しいものの組み合わせを探せば、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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