登録販売者試験の「人体」に出てくる「カタカナ語句」のうち、「コラーゲン・フィブリリン・エラスチン(外皮系)」の憶え方と語呂合わせのページ。復習用に「手引き」の抜粋も併せて掲載。出先の勉強などに活用ください。
「コラーゲン・フィブリリン・エラスチン」ですが、あまり出ないカタカナ語句です。
また、出題されても、「島根県 R2 第28問」のように、オーソドックスなものになっています。
とはいえ、後述するようなクソのような「ひっかけ」が出そうなので、見ておきたいところです。
優先順位は、「ふつう」です。
当該コラーゲン・フィブリリン・エラスチンは、「3 皮膚、骨・関節、筋肉などの運動器官」の「1)外皮系」に登場するカタカナ語句です。
手引きには…、
「真皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質(コラーゲン、フィブリリン、エラスチン等)からなる結合組織の層で、皮膚の弾力と強さを与えている。」
…とあります。
過去問の出題例を見ても、凝った出題はないです。
ただ、問題を作りやすいので注意した方がいいでしょう。
まずもって、下線部分の「真皮」です。
「表皮」や「皮下組織」などに変えられるので、注意してください。
次に、「タンパク質」のところも怪しいです。
アミノ酸やリン脂質などの語句に変えられても大丈夫なように、テキストを精読しておきましょう。
最後に、「コラーゲン、フィブリリン、エラスチン」が、適当なカナカナ語句に変えられそうです。
たとえば、アルブミンとかリパーゼとかビルビリン等々です。
ガチ暗記は無用ですが、「コラーゲン、フィブリリン、エラスチン」は、意識してテキストを読み込んでおいてください。
さて、「フィブリリン」に、注意してください。
当該フィブリリンですが、「血小板」に出てくる、止血の働きのある「フィブリン」とは、別物です。
当該フィブリリンですが、検索してみると、「真皮の弾性線維の主要構成成分のひとつ」とのこと。(憶える必要はありません。)
配偶者のように性根の腐った出題者だと、「真皮は、線維性のタンパク質(コラーゲン、“フィブリン”、エラスチン等)からなる結合組織の層」などと、問題を作りそうです。
もちろん、「×」です。真皮にあるのは、「フィブリン」ではなく「フィブリリン」ですね。
こうした、ついウッカリしてしまう「ひっかけ」が想定されるので、心底意識して「フィブリンとフィブリリンは別物」と、押えておきましょう。
加えて、手前勝手な判断も、やめましょう。(フィブリリン?フィブリンの誤字じゃないの?)的な判断です。(実は、わたしがこのように考えていました。)
注意してください。「フィブリリン」という物質は、厳然として、あります。
「復習」用のため、手引きの該当部分を抜粋しておきます。
「真皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質(コラーゲン、フィブリリン、エラスチン等)からなる結合組織の層で、皮膚の弾力と強さを与えている。」
「また、真皮には、毛細血管や知覚神経の末端が通っている。」
「真皮の下には皮下組織があり、脂肪細胞が多く集まって皮下脂肪層となっている。」
「皮下脂肪層は、外気の熱や寒さから体を守るとともに、衝撃から体を保護するほか、脂質としてエネルギー源を蓄える機能がある。」
次の「アポクリン腺・エクリン腺(外皮系)」に続きます。
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