コラーゲン・フィブリリン・エラスチン(外皮系)‐登録販売者 人体 カタカナ語句対策

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者試験の「人体」に出てくる「カタカナ語句」のうち、「コラーゲン・フィブリリン・エラスチン(外皮系)」の憶え方と語呂合わせのページ。復習用に「手引き」の抜粋も併せて掲載。出先の勉強などに活用ください。

コラーゲン・フィブリリン・エラスチン(外皮系)

  1. 解説・優先順位
  2. 憶え方・語呂・働き・作用
  3. 補足‐フィブリリンとフィブリン
  4. 手引き 抜粋
  5. リンク

解説・優先順位

 「コラーゲン・フィブリリン・エラスチン」ですが、あまり出ないカタカナ語句です。

 また、出題されても、「島根県 R2 第28問」のように、オーソドックスなものになっています。

 とはいえ、後述するようなクソのような「ひっかけ」が出そうなので、見ておきたいところです。

 優先順位は、「ふつう」です。

憶え方・働き・作用

 当該コラーゲン・フィブリリン・エラスチンは、「3 皮膚、骨・関節、筋肉などの運動器官」の「1)外皮系」に登場するカタカナ語句です。

 手引きには…、

 「真皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質コラーゲン、フィブリリン、エラスチン等)からなる結合組織の層で、皮膚の弾力と強さを与えている。」

 …とあります。

 過去問の出題例を見ても、凝った出題はないです。

 ただ、問題を作りやすいので注意した方がいいでしょう。

 まずもって、下線部分の「真皮」です。

 「表皮」や「皮下組織」などに変えられるので、注意してください。

 次に、「タンパク質」のところも怪しいです。

 アミノ酸やリン脂質などの語句に変えられても大丈夫なように、テキストを精読しておきましょう。

 最後に、「コラーゲン、フィブリリン、エラスチン」が、適当なカナカナ語句に変えられそうです。

 たとえば、アルブミンとかリパーゼとかビルビリン等々です。

 ガチ暗記は無用ですが、「コラーゲン、フィブリリン、エラスチン」は、意識してテキストを読み込んでおいてください。

補足‐フィブリリンとフィブリン

 さて、「フィブリリン」に、注意してください。

 当該フィブリリンですが、「血小板」に出てくる、止血の働きのある「フィブリン」とは、別物です。

 参考:フィブリノゲン・フィブリン(血小板)

 当該フィブリリンですが、検索してみると、「真皮の弾性線維の主要構成成分のひとつ」とのこと。(憶える必要はありません。)

 参考:グーグル検索:フィブリリン

 配偶者のように性根の腐った出題者だと、「真皮は、線維性のタンパク質(コラーゲン、“フィブリン”、エラスチン等)からなる結合組織の層」などと、問題を作りそうです。

 もちろん、「×」です。真皮にあるのは、「フィブリン」ではなく「フィブリリン」ですね。

 こうした、ついウッカリしてしまう「ひっかけ」が想定されるので、心底意識して「フィブリンとフィブリリンは別物」と、押えておきましょう。

 加えて、手前勝手な判断も、やめましょう。(フィブリリン?フィブリンの誤字じゃないの?)的な判断です。(実は、わたしがこのように考えていました。)

 注意してください。「フィブリリン」という物質は、厳然として、あります。

手引き 抜粋

 「復習」用のため、手引きの該当部分を抜粋しておきます。

 「真皮は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質(コラーゲン、フィブリリン、エラスチン等)からなる結合組織の層で、皮膚の弾力と強さを与えている。」

 「また、真皮には、毛細血管や知覚神経の末端が通っている。」

 「真皮の下には皮下組織があり、脂肪細胞が多く集まって皮下脂肪層となっている。」

 「皮下脂肪層は、外気の熱や寒さから体を守るとともに、衝撃から体を保護するほか、脂質としてエネルギー源を蓄える機能がある。」

リンク

 次の「アポクリン腺・エクリン腺(外皮系)」に続きます。

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