登録販売者試験の「人体」に出てくる「カタカナ語句」のうち、「ビリルビン(胆嚢)」の憶え方と語呂合わせのページ。復習用に「手引き」の抜粋も併せて掲載。出先の勉強などに活用ください。
「ビリルビン」ですが、ですが、「1 胃・腸、肝臓、肺、心臓、腎臓などの内臓器官」の「1)消化器系」の(f) 「胆嚢・肝臓」の節で登場するカタカナ語句です。
出題実績は、そこそこあります。
また、「黄疸」という耳目にする病気の原因となるため、いつ出題されてもおかしくないです。
凝った出題はないと思うので、語句と働きくらいは、チェックしておきましょう。
優先順位は、「ふつう」です。
なお、当該ビリルビンは、同じく「胆嚢・肝臓」の「ii) 生体に有害な物質の無毒化・代謝」のところにも、登場します。
「ヘモグロビン・ビリルビン(肝臓)」も、併せて、押えておきましょう。
当該ビリルビンですが、手引きには…、
「胆汁に含まれるビリルビン(胆汁色素)は、赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物で、」
「腸管内に排出されたビリルビンは、腸管内に生息する常在細菌(腸内細菌)によって代謝されて、糞便を茶褐色にする色素となる。」
…とあります。
そのまんまですが、「ビリルビン」は、赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物です。
その性質ですが、糞便を茶褐色にする色素です。
また、「ビリルビン」は、「黄疸」の原因となります。
「黄疸」とは、ビリルビンが循環血液中に滞留した状態です。
このあたりのことを押えていれば、試験的には大丈夫かと思われます。
過去問には、「関西広域連合 R2 第62問」や「香川県 R2 第65問」があります。
「ビリルビン」ですが、「副作用」の「肝機能障害」のところにも、出てきます。
手引きには…、
「軽度の肝障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(肝機能検査値の悪化)で初めて判明することが多い。」
「主な症状に、全身の倦怠感、黄疸のほか、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐きけ等がある。」
「黄疸とは、ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。」
「また、過剰となった血液中のビリルビンが尿中に排出されることにより、尿の色が濃くなることもある」
…とあります。
試験的なことを言うと、「副作用」が絡んでくると実によく問われるようになるので、注意してください。
過去問には、「大阪府 H29 第77問」や「福岡県 R2 第35問」などがあります。
ガチで押えておきましょう。
「復習」用のため、手引きの該当部分を抜粋しておきます。
「胆嚢」
「胆汁には、古くなった赤血球や過剰のコレステロール等を排出する役割もある。」
「胆汁に含まれるビリルビン(胆汁色素)は、赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物で、」
「腸管内に排出されたビリルビンは、腸管内に生息する常在細菌(腸内細菌)によって代謝されて、糞便を茶褐色にする色素となる。」
「肝臓」
「ヘモグロビンが分解して生じたビリルビンも肝臓で代謝されるが、肝機能障害や胆管閉塞などを起こすとビリルビンが循環血液中に滞留して、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる症状)を生じる。」
次の「アセトアルデヒド」に続きます。
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