登録販売者試験の「人体」に出てくる「カタカナ語句」のうち、「フィブリノゲン・アルブミン(肝臓)」の憶え方と語呂合わせのページ。復習用に「手引き」の抜粋も併せて掲載。出先の勉強などに活用ください。
「フィブリノゲン・アルブミン」ですが、「肝臓」の節で登場するカタカナ語句です。
後述しますが、「肝臓」の問題で、当該フィブリノゲン・アルブミンが問われることは、あまりありません。
というのも、他の論点で頻出だからです。
「肝臓」で問われたのは、「島根県 R2 第21問」くらいです。
ガチガチに暗記しなくていいですが、「肝臓」の論点で当該フィブリノゲン・アルブミンが出てくることくらいは、押えておきましょう。
優先順位は、「そこそこ」です。
当該フィブリノゲン・アルブミンは、「肝臓」の働きの1つの「iii) 生体物質の産生」に出てくるカタカナ語句です。
手引きには…、
「胆汁酸やホルモンなどの生合成の出発物質となるコレステロール、フィブリノゲン等の血液凝固因子、アルブミン等、生命維持に必須な役割を果たす種々の生体物質は、肝臓において産生される。」
…とあります。
「フィブリノゲン」ですが、「手引き」での「肝臓」の記載には、「血液凝固因子」くらいの説明しかありません。
そして、「アルブミン」ですが、単に、その文言が出てくるだけで、“説明すらありません”。
よって、先述したように、「肝臓」では、突っ込んだ出題はないと思われます。
「肝臓」の論点では、当該2つのカタカナ語は、(肝臓にも出てくるんだー)程度に、ざっくり押えておけばいいでしょう。
おおむね、「フィブリノゲン」がメインで問われるのは、「血小板」のところです。
そして、「アルブミン」がメインで問われるのは、「血漿」のところかと思われます。
「肝臓」ではあまり問われないフィブリノゲン・アルブミンですが、手引きには…、
「フィブリノゲン等の生体物質は、肝臓において産生される」
…とあります。
上記フィブリノゲンとアルブミンは、「肝臓で作られる」と押さえておけば、試験的には十分かと思います。
また、ここは、「ひっかけ」問題を出しやすいところです。
たとえば、「肝臓」を「脾臓」等に変えるだけで選択肢を1つ作れるので、押えておきましょう。
当該フィブリノゲンですが、「基本知識」の「薬害訴訟」の「C型肝炎訴訟」で登場するカタカナ語句でもあります。
そこでは、「フィブリノゲン製剤」という語句で出てきます。
手引きを抜粋すると…、
「(e) C型肝炎訴訟」
「出産や手術での大量出血などの際に特定のフィブリノゲン製剤や血液凝固第IX因子製剤の投与を受けたことにより、」
「C型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟である。」
…となっています。
意外なところで出てきます。ガチで押さえておきましょう。
「復習」用のため、手引きの該当部分を抜粋しておきます。
「肝臓…iii) 生体物質の産生」
「生体物質とは生物の体内に存在する化学物質の総称であり、」
「胆汁酸やホルモンなどの生合成の出発物質となるコレステロール、フィブリノゲン等の血液凝固因子、アルブミン等、生命維持に必須な役割を果たす種々の生体物質は、肝臓において産生される。」
「また、肝臓では、必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することができる」
後半の「肝臓では、必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することができる」のところですが、ある県で…、
「肝臓では、“必須アミノ酸を生合成することができる”」
…などと出題されて、わたしの度肝を抜きました。
正しくは、「必須アミノ酸“以外”のアミノ酸」ですので、注意してください。
個人的には、受験生の盲点と油断を突く、よい「ひっかけ」問題と思いましたが、受験生にとっては、(???)と、困惑するだけの問題だったと思います。
チェックしておきましょう。
次の「リゾチーム(鼻腔)」に続きます。
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