登録販売者試験の「人体」に出てくる「カタカナ語句」のうち、「エレプシン・マルターゼ・ラクターゼ(小腸)」の憶え方と語呂合わせのページ。復習用に「手引き」の抜粋も併せて掲載。出先の勉強などに活用ください。
「エレプシン・マルターゼ・ラクターゼ」ですが、「1 胃・腸、肝臓、肺、心臓、腎臓などの内臓器官」の「1)消化器系」の(d) 「小腸」の節で登場するカタカナ語句です。
出題実績は、そこそこあります。
また、試験問題的に、「語句入れ替え問題」として、実に出しやすいところなので、必ず押えておきましょう。
優先順位は、「高い」です。
まずもって、「エレプシン」ですが、手引きには…、
「半消化されたタンパク質をアミノ酸まで分解するエレプシン」
…とあります。
そのまんまですが、当該エレプシンは、タンパク質をアミノ酸まで分解する消化酵素です。
試験的には、名称の「エレプシン」と「タンパク質をアミノ酸まで分解」の働きのところを憶えておけば、事が足ります。
憶え方としては、「ア行つながり」で押えるといいでしょう。
「ア」ミノ酸の「ア」と、「エ」レプシンの「エ」で、「ア行つながり」といった寸法です。
次に、「マルターゼ・ラクターゼ」です。
手引きには…、
「炭水化物を単糖類(ブドウ糖、ガラクトース、果糖)まで分解するマルターゼ、ラクターゼ等)」
…とあります。
当該マルターゼ・ラクターゼは、「炭水化物を単糖類(ブドウ糖、ガラクトース、果糖)まで分解する」消化酵素です。
下線の炭水化物のところを把握できれば、試験的には、十分でしょう。
憶え方としては、下手な語呂ですが、「丸太を楽に炭にする」で憶えてしまいましょう。
「丸太」は、「“マルタ”ーゼ」の「マルタ」です。
「楽」は、「“ラク”ターゼ」の「ラク」です。
「炭」は、「“炭”水化物」の「炭」です。
炭焼き小屋をイメージしつつ、「丸太を楽に炭にする」と何回も唱えておけば、さくっと頭に残ると思います!
最後に、余裕のある人は、「単糖類(ブドウ糖、ガラクトース、果糖)」も、チェックしておきましょう。
「関西広域連合 R1 第61問」のように、出題されることもあります。
過去問の出題例です。
エレプシン・・・奈良県 R3 第30問
マルターゼ・・・関西広域連合 R2 第61問
ラクターゼ・・・愛媛県 R2 第62問
実際の問われ方を、押えておきましょう。
「復習」用のため、手引きの該当部分を抜粋しておきます。
「小腸」
「小腸のうち十二指腸に続く部分の、概ね上部40%が空腸、残り約60%が回腸であるが、明確な境目はない。」
「空腸で分泌される腸液(粘液)に、腸管粘膜上の消化酵素(半消化されたタンパク質をアミノ酸まで分解するエレプシン、炭水化物を単糖類(ブドウ糖、ガラクトース、果糖)まで分解するマルターゼ、ラクターゼ等)が加わり、消化液として働く。」
次の「トリグリセリド・リパーゼ・カイロミクロン」に続きます。
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