基本知識 一問一答

医薬品による副作用等にかかる主な訴訟 その3(HIV訴訟)

 テキストのページは、「医薬品による副作用等にかかる主な訴訟(HIV訴訟)」です。

 んでは、スタート。

『HIV訴訟とは、白血病患者が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料血小板から製造された血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「白血病」と「血小板」のところです。

 正しくは、「血友病」と「血漿」です。

 こんな感じに変えられたケースがあるので、注意してください。

『国及び製薬企業を被告として、1989年5月に大阪地裁、同年10月に東京地裁で提訴された。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 HIV訴訟の被告は、国と製薬企業です。

 チェックしておきましょう。

 なお、年号・年月日は、問われたことがないので、憶える必要はありません。

『大阪地裁、東京地裁は、1995年10月、1996年3月にそれぞれ和解勧告を行い、1996年3月に両地裁で和解が成立した。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 HIV訴訟は、和解が成立しています。

 本問でも、年号・年月は、無視していいです。

 また、細かいところ、たとえば、大阪地裁、東京地裁とかも、無視していいです。

 ここを出す出題者は、まずいないでしょう。

『国は、HIV感染者に対する恒久対策として、エイズ治療・研究開発センター及び拠点病院の整備や治療薬の早期提供等の様々な取り組みを推進してきている。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 ガチ暗記は無用ですが、テキストを精読しておきましょう。

 選択肢の1つに、よく出ます。

『1999年8月24日には、厚生大臣が出席し、関係患者団体等を招いて「誓いの碑」の 竣工式が行われた。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 「誓いの碑」が穴埋め問題で出たことがあるので、チェックだけはしておきましょう。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないのです。

『承認審査体制の充実、製薬企業に対し従来の副作用報告に加えて感染症報告の義務づけ、緊急に必要とされる医薬品を迅速に供給するための「緊急輸入」制度の創設等を内容とする改正薬事法が1996年に成立し、翌年4月に施行された。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 薬害を契機に行われるようになったものです。

 ド定番論点です。

 ガチ暗記まではしなくていいですが、何回も目を通しておきましょう。

『血液製剤の安全確保対策として検査や献血時の問診の充実が図られるとともに、薬事行政組織の再編、情報公開の推進、健康危機管理体制の確立等がなされた。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 ここは、選択肢の1つとして出ます。

 突っ込まれたことはないですが、自信を持って解答できるように、シッカリと読んでおきましょう。

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