基本知識 一問一答

医薬品による副作用等にかかる主な訴訟 その4(CJD訴訟)

 テキストのページは、「医薬品による副作用等にかかる主な訴訟(CJD訴訟)」です。

 んでは、スタート。

『CJD訴訟とは、血友病患者が、ヒト免疫不全ウイルスが混入した原料血漿から製造された血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、CJDに感染したことに対する損害賠償訴訟である。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 設問の記述は、HIV訴訟のものですね。

 CJD訴訟ですが…、

 「脳外科手術等に用いられていたヒト乾燥硬膜を介してクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。」

 …です。

 基本問題です。絶対に解けるようになってください。ゆめゆめ、間違えちゃダメですよ。

『脳外科手術等に用いられていたウシ乾燥硬膜を介してクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「ウシ乾燥硬膜」のところです。

 正しくは、「ヒト乾燥硬膜」です。

 ここも、昔から出る「ひっかけ」ポイントです。

 ついうっかり読み落とすので、注意してください。

 出題者の手口を押えておきましょう。

『CJDは、ウイルスの一種であるプリオンが原因とされ、プリオンが脳の組織に感染し、次第に認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病である。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「ウイルスの一種」のところです。

 正しくは、「タンパク質の一種」です。

 昔から出る「ひっかけ」ポイントです。

 受験生がついついひっかかるのか、今でも出続けています。

 出題者の手口を押えておきましょう。

『国及び製薬企業を被告として、1996年11月に大津地裁、1997年9月に東京地裁で提訴され、2001年11月に和解勧告を行い、2002年3月に両地裁で和解が成立した。 』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「国及び製薬企業」のところです。

 正しくは、「国、輸入販売業者及び製造業者」です。

 当該CJD訴訟だけは、被告が国、輸入販売業者及び製造業者の3者なので、注意してください。

 なお、後半の「両地裁で和解が成立した」は、正しいです。

 CJD訴訟は、和解済みです。チェックしておきましょう。

 なお、年号・年月日は、問われたことがないので、憶える必要はありません。

 地裁とかも、押さえる必要はないです。

『CJD訴訟を契機に、生物由来製品の安全対策強化、独立行政法人医薬品医療機器総合機構による医薬品副作用被害救済制度がなされた。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「医薬品副作用被害救済制度」のところです。

 正しくは、「生物由来製品による感染等被害救済制度」です。

 医薬品副作用被害救済制度は、スモン訴訟・サリドマイド訴訟を契機に創設されました。

 超絶基本問題なので、必ず解けるようになっておきましょう。

 また、「CJD訴訟・・・生物由来製品による感染等被害救済制度」も、ガチ暗記してください。

『CJD患者の入院対策・在宅対策の充実、CJDの診断・治療法の研究開発、CJDに関する正しい知識の普及・啓発、患者家族・遺族に対する相談事業等に対する支援、CJD症例情報の把握、ヒト乾燥硬膜の移植の有無を確認するための患者診療録の長期保存等の措置が講じられるようになった。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 選択肢の1つに、出ます。

 ガチ暗記は無用ですが、テキストを精読しておきましょう。

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