基本知識 一問一答

小児、高齢者等への配慮 その1

 テキストのページは、「小児、高齢者等への配慮 その1」です。

 んでは、スタート。

『小児、高齢者等が医薬品を使用する場合においては、保健衛生上のリスク等に関して、成人と別に考える必要はない。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 最後が間違ってますね。必要が“あります”。

 そもそも、です。

 別に考える必要がないのなら、こんな文章を作って読ませる必要がないですよね。

『新生児、乳児、幼児、小児という場合には、おおよその目安として、新生児:生後4週以下、乳児:生後4週超、1歳以下、幼児:1歳超、7歳以下、小児:7歳超、15歳以下となっている。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 言葉が間違っています。

 正しくは…、

 新生児:生後4週未満、

 乳児:生後4週以上、1歳未満、

 幼児:1歳以上、7歳未満、

 小児:7歳以上、15歳未満

 …です。

 本問では、以上・未満の語句が違いますが、当然の如く、数字を変えた出題があります。

 昔も今も、数字は、超絶ド定番論点なので、ガチ暗記してください。

 参考:高齢者と乳児・幼児・小児の年齢の憶え方

『小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い。』

正誤はこちら。

 間違っているのは、「腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い」のところです。

 正しくは、「腸が“長く”、服用した医薬品の吸収率が相対的に“高い”」です。

 ここは、本当に、ガチでよく出ます。ガチで押えておきましょう。

『小児は、血液-胎盤関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しやすい。』

正誤はこちら。

 「語句入れ替え」の問題です。

 間違っているのは、「血液-胎盤関門」のところです。

 正しくは、「血液脳関門」です。

 試験では、よく似た語句と入れ替えてくるので、シッカリとテキストを精読しておきましょう。

『医薬品の販売に従事する専門家においては、小児に対して使用した場合に副作用等が発生する危険性が高まり、安全性の観点から小児への使用を避けることとされている医薬品の販売等に際しては、購入者等から状況を聞いて、想定される使用者の把握に努めるなど、積極的な情報収集と、それに基づく情報提供が重要となる。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 そのとおりの記述です。そうした方がいいですよねー。

 こういう、登録販売者の仕事的な記述は、そのまんま出ます。あんまり変えられません。

 たぶん、試験問題の間違えた記述を、誤ってそのまま憶えないようにするためです。

『保護者等に対しては、成人用の医薬品の量を減らして小児へ与えるよう、説明すべきである。』

正誤はこちら。

 「誤った薬常識」問題ですね。

 解熱鎮痛成分のアスピリンなど、小児に使ってはいけない成分があるので、たとえ、半分にしても、ダメはダメです。

『5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤などの医薬品では、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。』

正誤はこちら。

 そのとおりの記述です。

 こういう風に、テキストそのまんまの記述がよく出ます。

 難しく考えないで、解答してください。

 数字の「5歳未満の幼児」のところは、ちょっとだけ注意したいです。

ページリンク

 「一問一答:次のページ」へ。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

みんなとシェアする