基本知識 一問一答

不適正な使用と副作用 その2

 テキストのページは、「不適正な使用と副作用 その2」です。

 んでは、スタート。

『医薬品は、その目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよう、使用する量や使い方が定められている。』

正誤はこちら。

 そのとおりの記述です。

 薬の基本の「用法用量」ですね。

 こうした、登録販売者が知っておくべきことは、だいたい、ストレートにそのままが出題されます。

 テキストを精読しておきましょう。

『医薬品を本来の目的以外の意図で、定められた用量を意図的に超えて服用したり、みだりに他の医薬品や酒類等と一緒に摂取するといった乱用がなされると、過量摂取による急性中毒等を生じる危険性が高くなるが、乱用の繰り返しによって慢性的な臓器障害等を生じるおそれはほとんどない。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「乱用の繰り返しによって慢性的な臓器障害等を生じるおそれはほとんどない」のところです。

 正しくは、「乱用の繰り返しによって慢性的な臓器障害等を生じるおそれもある」です。

 こういう途中までは正しいのですが、最後らへんで急に間違っている設問が時々あります。

 出題者は、問題文を最後まで読んでるかどうかのチェックをしているのでしょう。

 問題文は、しっかり読みましょう!

『一般用医薬品には、習慣性・依存性がある成分を含んでいるものはない。』

正誤はこちら。

 全体的に間違ってますね。

 一般用医薬品にも習慣性・依存性がある成分を含んでいるものがあります。

 登録販売者は、依存性のある薬の購入者への情報提供義務があります。

 法規の論点でもあるので、押えておきましょう。(法規では、濫用のおそれのある具体的な成分が問われます。)

 参考:濫用等のおそれのある医薬品の憶え方

『青少年が好奇心から身近に入手できる薬物を興味本位で乱用することはない。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 青少年こそ、興味から濫用しがちなので、注意が必要です。

 テキストを精読しておきましょう。

『医薬品は、適正な使用がなされる限りは安全かつ有効である。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 本問は、“こういうもの”として押えておきましょう。

 お読みの方の中には、薬は適正に使用しても副作用が生じるのだから、適正に使ったとしても、安全でも有効でもない、と考えているかもしれないです。

 わたしも、そうでした。

 しかし、試験では、「〇」扱いとなっています。ここは、こうでいいです。

 難しく考えないで、解答してください。

 なお、手引きの文章では…、

 「適正な使用がなされる限りは安全かつ有効な医薬品であっても、乱用された場合には薬物依存を生じることがあり、一度、薬物依存が形成されると、そこから離脱することは容易ではない。」

 …となっています。

『薬物依存が形成されても、離脱することは容易である。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 んなーこたないと突っ込む設問ですね。

 薬物依存から離脱することが容易ではないからこそ、登録販売者の出番なんですよねー。

ページリンク

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補足リンク1

 通読用・・・「不適正な使用と副作用 全記述

補足リンク2

 大元インデックス・・・「Webテキスト インデックス

 本章インデックス・・・「基本知識 インデックス

 本節インデックス・・・「医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因 インデックス

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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