基本知識 一問一答

販売時のコミュニケーション その2

 テキストのページは、「販売時のコミュニケーション その2」です。

 んでは、スタート。

『医薬品の購入時には、何のためにその医薬品を購入しようとしているか(購入者側のニーズ、購入の動機)は確かめるべきだが、医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないかは確認しなくてもよい。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないかは確認しなくてもよい」のところです。

 医療機関での治療は、確認ポイントです。

 手引きには…、

 「④ その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか

 …とあります。

 ガチ暗記は無用ですが、何回もテキストを読み込んでおいてください。

『医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるかは、販売時の確認事項である。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 アレルギーや副作用の経験者は、再発しやすいので、確認事項となっています。

『その医薬品を使用するのは情報提供を受けている当人か、又はその家族等が想定されるか、そして、その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるかについては、販売時の確認ポイントである。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 一般用医薬品の場合、購入者の家族が使うことが多いです。

 子供や高齢者など、禁忌の人がいないかどうか確かめるのは、正しいと言えます。

 常識的に考える方が、暗記するより楽です!

『医薬品を使用する人が相互作用や飲み合わせで問題を生じるおそれのある他の医薬品や食品を摂取していないかを確認しなくてもよい。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 設問内容は、確認事項です。

 たとえば。貧血用薬(鉄製剤)を買いに来た人に、タンニン酸を含むお茶などをたくさん飲んでないか、聞くのは正しいですよねー。

 参考:心臓などの器官や血液に作用する薬 貧血用薬(鉄製剤) 相互作用

『その医薬品がすぐに使用される状況にあるか(その医薬品によって対処しようとする症状等が現にあるか)は確認すべきだが、症状等がある場合、それはいつ頃からか、その原因や患部等の特定はなされているかは確認しなくてもよい。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 後半部分が間違っています。

 「症状等がある場合、それはいつ頃からか、その原因や患部等の特定はなされているか」も、確認事項です。

 といいますか、症状があるんだから、確認した方がいいですよねー。

『第一類医薬品の販売時には、その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか、その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか、その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるかを、薬剤師が確認しなくてはならない。』

正誤はこちら。

 ハイレベルの問題です。

 そのとおりの正しい記述です。

 手引きには…、

 「第一類医薬品を販売する場合は、③~⑤の事項を販売する薬剤師が確認しなければならない」

 …とあります。

 ③~⑤は…、

 ③ その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか

 ④ その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか

 ⑤ その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるか

 …です。

 第一類医薬品を販売時には、禁忌・治療関係・アレルギーと副作用と、薬の使用について、“特に”重大な懸念があるものに、薬剤師による確認が義務付けられています。

『第一類医薬品の販売時には、その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか、その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか、その医薬品を使用する人が相互作用や飲み合わせで問題を生じるおそれのある他の医薬品や食品を摂取していないかを、薬剤師が確認しなくてはならない。』

正誤はこちら。

 かなりハイレベルの問題です。

 イヤラシイ問題です。

 間違っているのは、「その医薬品を使用する人が相互作用や飲み合わせで問題を生じるおそれのある他の医薬品や食品を摂取していないか」のところです。

 相互や作用な飲み合わせについては、義務付けられていません。

 あくまで、義務付けられているのは…、

 ③ その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか

 ④ その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか

 ⑤ その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるか

 …の、③~⑤です。

 難問枠の出題だと、本問のような入れ替え問題が出そうなので、注意してください。

 先も見たように、第一類医薬品を販売時には、禁忌・治療関係・アレルギーと副作用と、薬の使用について、“特に”重大な懸念があるものに、薬剤師による確認が義務付けられています。

『第一類医薬品の販売時には、何のためにその医薬品を購入しようとしているか(購入者側のニーズ、購入の動機)、その医薬品を使用するのは情報提供を受けている当人か、又はその家族等が想定されるか、その医薬品がすぐに使用される状況にあるか(その医薬品によって対処しようとする症状等が現にあるか)を、薬剤師が確認しなくてはならない。』

正誤はこちら。

 これまた、かなりハイレベルの問題です。

 先と同様、イヤラシイ問題です。

 設問の内容ですが、販売時の確認事項ではありますが、薬剤師の確認は、義務付けられていません。

 義務付けられているのは、第一類医薬品の販売時で…、

 ③ その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか

 ④ その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか

 ⑤ その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるか

 …の、③~⑤です。

 確認事項すべてが義務付けられてはいないので、注意してください。

 まあ、ここまでは出ないと思いますが、念のため、解けるようにはなっておきましょう。

 先も見たように、第一類医薬品を販売時には、禁忌・治療関係・アレルギーと副作用と、薬の使用について、“特に”重大な懸念があるものに、薬剤師による確認が義務付けられています。

『第一類医薬品の販売時には、その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか、その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか、その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるかを、薬剤師または登録販売者が確認しなくてはならない。』

正誤はこちら。

 これは、解けます!簡単です。

 間違っているのは、「薬剤師または登録販売者」のところです。

 正しくは、「薬剤師」です。

 登録販売者は、第一類医薬品を扱えません!!!

 おそらく、当該記述が出題されるとしたら、このレベルが関の山かと思います。

『第二類医薬品の販売時には、その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか、その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか、その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるかを、薬剤師または登録販売者が確認しなくてはならない。』

正誤はこちら。

 これも、解けます!

 間違っているのは、「確認しなくてはならない」のところです。

 正しくは、「確認するよう努めなくてはならない」です。

 第二類医薬品の販売時においては、先に挙げた③~⑤の事項の確認は、「努力義務」です。

 義務と努力義務は、意味が異なるので、シッカリ見ておきましょう。

『第三類医薬品の販売時には、その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか、その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか、その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるかを、薬剤師または登録販売者が確認するよう努めなくてはならない。』

正誤はこちら。

 これも、ハイレベルの問題です。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「第三類医薬品」のところです。

 正しくは、「第二類医薬品」です。

 第二類医薬品に、努力義務が課せられています。

 第三類医薬品については、設問のような努力義務がありません。

 このあたり、整理しておきましょう。

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