本問は、「医薬品」の「忌避剤」についての問題です。基礎・基本ばかりなので、難しくはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「忌避剤は、人体に直接使用されるが、虫さされによる痒 みや腫れなどの症 状を和らげる効果はない。」ですが、正しい記述です。
「忌避剤」の正しい記述です。
手引きには…、
「忌避剤は人体に直接使用されるが、蚊、ツツガムシ、トコジラミ(ナンキンムシ)、ノミ等が人 体に取り付いて吸血したり、病原細菌等を媒介するのを防止するものであり、虫さされによる痒 みや腫れなどの症状を和らげる効果はない」
…とあります。
きちんと整理して憶えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「スプレー剤となっている忌避剤を使用した場合、塗りむらがあると忌避 効果が落ちるため、手で塗り拡げるなどして、必要以上に使用しないことが 重要である。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
そうした方がいいですよねー。難しく考えないで、解答してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「効果の持続性が高い忌避成分であるディートは、医薬品においてのみ配 合が認められている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「医薬品においてのみ配 合が認められている」のところです。
ディートには、医薬品と医薬部外品があります。
手引きには…、
「ディートは、医薬品又は医薬部外品の忌避剤の有効成分として用いられ、最も効果的で、 効果の持続性も高いとされている。」
…とあります。
医薬品と医薬部外品の別は、よく出ます。チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「イカリジンは、生後6ヵ月未満の乳児への使用を避けることとされている。」ですが、誤った記述です。
「イカリジン 」ですが、「イカリジンは、年齢による使用制限がない忌避成 分で、蚊やマダニなどに対して効果を発揮する。」です。
年齢制限があるのは、「ディート 」です。
手引きには…、
「ディートについては、外国において動物実験(ラット皮膚塗布試験)で神経毒性が示唆され ているため、ディートを含有する忌避剤(医薬品及び医薬部外品)は、生後6ヶ月未満の乳児 への使用を避けることとされている。」
「また、生後6ヶ月から12歳未満までの小児については顔面への使用を避け、1日の使用限度(6ヶ月以上2歳未満:1日1回、2歳以上12歳未満: 1日1~3回)を守って使用する必要がある」
…とあります。
今後、このあたりの数字が突っ込まれそうなので、できるだけ押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
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