本問は、「医薬品」の「ロペラミド塩酸塩」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「発熱がある場合には、薬により症状の悪化を招くおそれがあるため、使用 できない可能性があると説明した。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「発熱を伴う下痢や、血便のある場合又は粘液便が続くような場合は、 本剤の適用対象でない可能性があり、症状の悪化、治療期間の延長を招くおそれがあるた め、安易な使用は避けるべきである。」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「腹部に痛みがある場合には、胃腸鎮痛鎮痙 薬を併用してもよいと説明した。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「胃腸鎮痛鎮痙 薬を併用してもよいと説明した」のところです。
手引きには…、
「腸管の運動を低下させる作用を示し、胃腸鎮痛鎮痙 薬との併用は避ける必要がある。」
…とあります。
ちなみに、併用していい薬って「ほとんどない」と考えていいです。少なくとも、わたしは、手引きやテキストで併用OKなんて記述を見たことがないです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「副作用としてめまいや眠気が現れることがあるため、服用後は乗物又は 機械類の運転操作をしないように説明した。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「中枢神経系を抑制する作用もあり、副作用としてめまいや眠気が現れることがあるため、 乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。」
…とあります。
「適正使用」の「運転操作しない」も、参考にしてください。出てきます!!!
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「1~2週間使用しても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、 医師の診療を受けるよう説明した。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「1~2週間使用しても」のところです。
正しくは、「2~3日間使用しても」です。
まあ、下痢状態が1~2週間も続くというのは、ちょっと長すぎるよなーと判断できるかと思います。
当該ロペラミド塩酸塩は、要注意成分なので、数字押さえておきたいですね。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないですし。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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