本問は、「医薬品」の「外皮用薬の配合成分」についての問題です。基礎・基本ばかりなので、難しくはありません。よく出る論点なので、押えておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ジフェンヒドラミンは、肥満細胞から遊離したヒスタミンとその受容体 タンパク質との結合を促進することにより、湿疹 、かぶれ、虫さされ等によ る一時的な皮膚症状(ほてり・腫れ・痒 み等)を緩和する。」ですが、誤った記述です。
登録販売者試験らしい問題です。
間違っているのは、「結合を促進することにより」のところです。
正しくは、「結合を妨げることにより」です。
これ以外のところは、正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「カンフルは、皮膚表面に冷感刺激を与え、患部の血行を促す効果や、知覚 神経を麻痺 させることによる鎮痛・鎮痒 の効果を期待して配合されている 場合がある。」ですが、正しい記述です。
「カンフル 」は、「冷感刺激成分」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「温熱刺激成分を主薬とする貼付剤は、入浴後すぐに貼るのが効果的である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「入浴後すぐに貼るのが効果的である」のところです。
手引きには…、
「入浴前後の使用も適当でなく、入浴1時間前には剥がし、入 浴後は皮膚のほてりが鎮まってから貼付するべきである。」
…とあります。
こういう、「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「損傷皮膚の組織の修復を促す作用を期待して、アラントインが配合され ている場合がある」ですが、正しい記述です。
「アラントイン 」は、「組織修復成分」です。
同成分の「ビタミンA油 」も、油断なく押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。
登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
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