本問は、「医薬品」の「胃腸に作用する薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ウルソデオキシコール酸は、肝臓病の診断を受けた人では、かえって症状 を悪化させるおそれがある。」ですが、正しい記述です。
「利胆成分」の「ウルソデオキシコール酸」の正しい記述です。
手引きには…、
「消化を助ける効果を期待して用いられる。」
「 これらの成分は肝臓の働きを高める作用もあるとされるが、肝臓病の診断を受けた人ではか えって症状を悪化させるおそれがあり、使用する前にその適否につき、治療を行っている医 師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」
…とあります。
マイナー成分でも、禁忌は、出ます。逐一、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「テプレノンは、血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人では、生じた 血栓が分解されにくくなることが考えられる。」ですが、誤った記述です。
「胃粘膜保護・修復成分」の「テプレノン」には、選択肢のような副作用はないです。
当該テプレノンの副作用ですが…、
「ソファルコン、テプレノンについては、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じ ることがある。」
「肝臓病の診断を受けた人では、使用する前にその適否につき、治療を行 っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」
「テプレノンについては、その他の副作用として腹部膨満感、吐きけ、腹痛、頭痛、皮下 出血、便秘、下痢、口渇が現れることがある」となっています。
繰り返しますが、禁忌は、すべてチェックしておきましょう。
なお、選択肢の言う「血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人」ですが、同成分の「セトラキサート塩酸塩」のものです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「スクラルファートは、透析を受けている人では、使用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。
「スクラルファート」の正しい記述です。ド定番論点です。押えておきましょう。
なお、同成分の「アルジオキサ」も、同様です。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「ピレンゼピン塩酸塩は、排尿困難、動悸 、目のかすみの副作用を生じる ことがある」ですが、正しい記述です。
「胃液分泌抑制成分」の「ピレンゼピン塩酸塩」の正しい記述です。
抗コリン作用があるので、選択肢のような副作用が出ます。
当該ピレンゼピン塩酸塩ですが、これ以外にも、多々の副作用・禁忌があるので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
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