登録販売者過去問＋解説関西広域連合令和6年度（2024年度）第29問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　本問は、「医薬品」の「乗物酔い防止薬の配合成分」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第29問‐乗物酔い防止薬の配合成分

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難易度コメント＋こたえ

　本問の難易度は、「ふつう」です。

　なお、本問の解答は、こちら（数字のみ）です。

選択肢a

　選択肢aの「ジフェニドール塩酸塩は、前庭神経の調節作用と内耳への血流改善作用を示す。」ですが、正しい記述です。

　「抗めまい成分」の「ジフェニドール塩酸塩」の正しい記述です。

　キーワードの「前庭神経」と「内耳」が変えられそうなので、注意してください。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

　選択肢bの「メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用の持続時間が短い。」ですが、誤った記述です。

　間違っているのは、「持続時間が短い」のところです。

　正しくは、「持続時間が長い」です。

　「メクリジン塩酸塩」の昔から出ている論点です。ガチで押えておきましょう。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

　選択肢cの「スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させるとともに、末梢では消化管緊張低下作用を示す。」ですが、正しい記述です。

　選択肢の記述は、「抗コリン成分」に共通するものです。

　「スコポラミン臭化水素酸塩」は、「抗コリン成分」なので正しいです。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

　選択肢dの「ジプロフィリンは、脳の興奮を抑制するキサンチン系成分である」ですが、誤った記述です。

　間違っているのは、「脳の興奮を抑制する」のところです。

　キサンチン系成分」ですが、「中枢神経系を興奮させる成分」です。

　脳を興奮させる成分です。「キサンチン系成分（ジプロフィリン等）」も、参考にしてください。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

　「a」は「正」です。

　「b」は「誤」です。

　「c」は「正」です。

　「d」は「誤」です。

　正解：3

　さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

　>>> 次の問題へ。

医薬品

　21問：かぜ及びその治療

　22問：かぜ薬（総合感冒薬）の配合成分

　23問：かぜ薬（総合感冒薬）の配合成分２

　37問：登録販売者の説明（瀉下薬・浣腸薬）

令和6年度関西広域連合科目別

　弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

　・令和6年度インデックス

　・基本的な知識（第1～第20問）

　・主な医薬品とその作用（第21～第60問）

　・人体の働きと医薬品（第61～第80問）

　・薬事に関する法規と制度（第81～第100問）

　・医薬品の適正使用と安全対策（第101問～第120問）

独学向け教材

　使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

　テキストは、初心者向けでオマケ付きの「らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集第4版」で…、

　過去問は、掲載問題数が一番多い「超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

　登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

　興味のある方は、「登録販売者の投稿記事」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。

　そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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