登録販売者過去問＋解説関西広域連合令和6年度（2024年度）第58問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　本問は、「医薬品」の「殺菌・消毒、滅菌及び消毒薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第58問‐殺菌・消毒、滅菌及び消毒薬

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難易度コメント＋こたえ

　本問の難易度は、「ふつう」です。

　なお、本問の解答は、こちら（数字のみ）です。

選択肢a

　選択肢aの「滅菌は、物質中の特定の微生物を殺滅又は除去することをいう。」ですが、誤った記述です。

　選択肢の説明は、殺菌消毒のものです。

　んで、「滅菌」ですが、これは、「物質中のすべての微生物を殺滅又は除去することである」です。

　よく出るので、整理して押えておきましょう。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

　選択肢bの「次亜塩素酸ナトリウムは、一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を有するため、金属性の医療機器の消毒によく用いられる。」ですが、誤った記述です。

　間違っているのは、「」のところです。

　「次亜塩素酸ナトリウム」ですが、金属腐食性があるので、使われないです。

　テキストで確認しておきましょう。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

　なお、選択肢の一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を有する」は、正しい記述です。

選択肢c

　選択肢cの「エタノールは、微生物のタンパク質の変性作用を有し、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対する殺菌消毒作用を示す。」ですが、正しい記述です。

　「エタノール」の正しい記述です。押えておきましょう。

　また、ウイルスにも効きます。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

　選択肢dの「生息条件が整えば消毒薬の溶液中で生存、増殖する微生物もいる」ですが、正しい記述です。

　そのとおりの記述です。

　手引きには…、

　「消毒薬によっては、殺菌消毒効果が十分得られない微生物が存在し（全く殺菌消毒できない微生物もある。）、さらに、生息条件が整えば消毒薬の溶液中で生存、増殖する微生物もいる。殺菌・消毒の対象となる微生物を考慮し、適切な医薬品の選択、定められた用法に従って適正な使用がなされることが重要である。」

　…とあります。

　こういう記述も出ます。テキストを精読しておきましょう。

　よって、選択肢は、「正」となります。

答え

　「a」は「誤」です。

　「b」は「誤」です。

　「c」は「正」です。

　「d」は「正」です。

　正解：4

　>>> 次の問題へ。

医薬品

　21問：かぜ及びその治療

　22問：かぜ薬（総合感冒薬）の配合成分

　23問：かぜ薬（総合感冒薬）の配合成分２

　37問：登録販売者の説明（瀉下薬・浣腸薬）

令和6年度関西広域連合科目別

　弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

　・令和6年度インデックス

　・基本的な知識（第1～第20問）

　・主な医薬品とその作用（第21～第60問）

　・人体の働きと医薬品（第61～第80問）

　・薬事に関する法規と制度（第81～第100問）

　・医薬品の適正使用と安全対策（第101問～第120問）

独学向け教材

　使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

　テキストは、初心者向けでオマケ付きの「らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集第4版」で…、

　過去問は、掲載問題数が一番多い「超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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　興味のある方は、「登録販売者の投稿記事」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。

　そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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