登録販売者過去問＋解説関西広域連合令和6年度（2024年度）第43問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤（婦人薬）」の問題です。生薬と漢方処方製剤とで選択肢が構成されています。勉強してないと解けないです。しかし、体力規定さえ押さえていると、得点できる問題です。復習しておきましょう。

第43問‐漢方処方製剤（婦人薬）

　（クリックして拡大。）

難易度コメント＋こたえ

　本問の難易度は、「難」です。

　なお、本問の解答は、こちら（数字のみ）です。

選択肢a

　選択肢aの「サフラン、コウブシは、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して用いられる。」ですが、正しい記述です。

　「サフラン」と「コウブシ」の正しい記述です。

　婦人薬の生薬は、そこそこ出るので、見ておくべきです。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

　選択肢bの「加味逍遙散、桃核承気湯は、構成生薬としてカンゾウを含まない。」ですが、誤った記述です。

　「加味逍遙散」と「桃核承気湯」には、カンゾウが入っています。

　これは難しいので、できなくても仕方ないでしょう。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

　選択肢cの「温経湯は、体力中等度以下で、手足がほてり、唇が乾くものの月経不順、月経困難、こしけ、更年期障害、不眠、神経症、湿疹しん・皮膚炎、足腰の冷え、しもやけ、手あれに適すとされる。」ですが、正しい記述です。

　「温経湯」の正しい記述です。

　余裕があれば、押えておきましょう。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

　選択肢dの「桂けい枝し茯ぶく苓りょう丸がんは、体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすいものの月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴りに適すとされる」ですが、誤った記述です。

　選択肢の説明の漢方処方製剤は、「当帰芍薬散」です。

　「桂枝茯苓丸」は、「比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの、月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身（打撲症）、しもやけ、しみ、湿疹しん・皮膚炎、にきびに適すとされるが、体の虚弱な人（体力の衰えている人、体の弱い人）では不向きとされる」です。

　余裕があれば、押えておきましょう。

　よって、選択肢は、「誤」となります。