令和5年度(2023年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「瀉下成分」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「マルツエキスは、 瀉下薬としては比較的作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に 用いられる。」ですが、正しい記述です。
「マルツエキス」の正しい記述です。
先のリンクページでも述べていますが、「おまるで乳幼児」くらいに憶えるといいでしょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「センノシドは、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺 激して瀉下作用をもたらすと考えられている。」ですが、正しい記述です。
「大腸刺激性瀉下成分」の「センノシド」の正しい記述です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「ヒマシ油は、大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して、排便を促すと考えられ ている。」ですが、誤った記述です。
選択肢のいう「ヒマシ油」は、「小腸刺激性瀉下成分」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「小腸」刺激か、「大腸」刺激か、整理して憶えましょう。
選択肢dの「ビサコジルは、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激するこ とで瀉 下作用をもたらすと考えられている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激する」のところです。
正しくは、「大腸のうち特に結腸や 直腸の粘膜を刺激して、排便を促す」です。
「ビサコジル」は、「大腸刺激性瀉下成分」です。
当該ビサコジルですが、他県で、よく出てくるようになっています。
「結腸での水分の吸収を抑えて、糞便のかさを増大させる働き」や「腸溶性製剤」といった特徴があるので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
ちなみに、選択肢の言う「小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激する」は、「小腸刺激性瀉下成分」の「ヒマシ油」のものです。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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