令和5年度(2023年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「腸の不調に対する薬や受診勧奨」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「整腸薬には、医薬部外品として製造販売されている製品もあるが、配合できる成分 やその上限量が定められており、また、効能・効果の範囲も限定されている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
選択肢の記述は、整腸薬に限らず、健胃薬や消化薬等に、共通するものです。
手引きには…、
「健胃薬、消化薬、整腸薬又はそれらの目的を併せ持つものには、」
「医薬部外品として製造販売さ れている製品もあるが、」
「それらは人体に対する作用が緩和なものとして、配合できる成分やその 上限量が定められており、また、効能・効果の範囲も限定されている」
…とあります。
「医薬品・医薬部外品の別」は、よく問われるようになっています。不安な人は、確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「下痢に伴って脱水症状を招きやすいため、下痢への対処においては水分・電解質の 補給が重要である。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには、そのまんまですが、…、
「下痢に伴って脱水症状を招き やすいため、下痢への対処においては水分・電解質の補給も重要である」
…とあります。
生活の知恵にもなりそうな内容なので、押えておきましょう。
わたし、知りませんでした。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「刺激性瀉 下成分を主体とする 瀉下薬は、常用しても効果が弱くなることはないため、 継続的に使用するよう説明する。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「常用しても効果が弱くなることはないため、 継続的に使用するよう説明する」のところです。
正しくは、「繰り返し使用されると腸管の感受性が低下して効果が弱くなるため、常用を避ける 必要がある。」です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「便秘による腹痛が著しい場合や、便秘に伴って吐きけや 嘔吐が現れた場合には、急 性腹症の可能性があるため、安易に 瀉下薬を使用せずに医師の診療を受けるなどの対 応が必要である」ですが、正しい記述です。
「受診勧奨」の正しい記述です。
手引きには…、
「腹痛は便秘の時にしばしば起こる症状であるが、腹痛が著しい場合や便秘に伴って吐きけや吐が現れた場合には、」
「急性腹症(腸管の狭窄、閉塞、腹腔内器官の炎症等)の可能性がある。」
「瀉下薬の配合成分の刺激によってその症状を悪化させるおそれがあり、安易に瀉下薬を使用せ ずに医師の診療を受けるなどの対応が必要である。」
…とあります。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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