令和5年度(2023年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「かぜ」についての出題です。難しいところはありません。ド定番論点なので、確実に解けるようになっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「冬場に発熱や頭痛を伴って悪心・ 嘔 吐や、下痢等の消化器症状が現れた場合、イン フルエンザ(流行性感冒)である場合が多い。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「イン フルエンザ(流行性感冒)」のところです。
正しくは、「ウイルス性胃腸炎」です。
あまり出ない記述なので、小難しいです。
手引きには…、
「発熱や頭痛を伴って悪 心・嘔 吐や、下痢等の消化器症状が現れることもあり、俗に「お腹にくるかぜ」などと呼ばれる が、」
「冬場にこれらの症状が現れた場合はかぜではなく、ウイルスが消化器に感染したことによる ウイルス性胃腸炎である場合が多い」
…とあります。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものではなく、 咳 で眠れなかったり、発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それら諸症状の緩和を 図る対症療法薬である。」ですが、正しい記述です。
「かぜ薬・・・対症療法薬」は、ド定番論点です。押えておきましょう。
「かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものではない」も、ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「小児がインフルエンザにかかった場合、サリチルアミドを選択することが望まし い。」ですが、誤った記述です。
「サリチルアミド 」ですが、「15歳未満の小児で水痘(水疱瘡 そう )又 はインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある」となっています。
禁忌は、ガチで押えておきましょう。本当によく出るようになっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「鎮咳 成分であるジヒドロコデインリン酸塩は依存性があり、12歳未満の小児には 使用禁忌となっている」ですが、正しい記述です。
「ジヒドロコデインリン酸塩」の正しい記述です。
当該ジヒドロコデインリン酸塩には、「12歳未満」の禁忌があるので、押えておきましょう。
今後、定番論点化しそうです。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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