令和5年度(2023年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「浣腸薬」についての問題です。基本問題です。テキストを精読しておきましょう。難しいところはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「注入剤を注入した後は、できるだけすぐに排便を試みる。」ですが、誤った記述です。
んなーこたないという選択肢です。
間違っているのは、「できるだけすぐに排便を試みる」のところです。
手引きには…、
「薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られない ことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。」
「薬液が漏れ出しそうな場合は肛門を脱脂 綿等で押さえておくとよい」
…とあります。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「注入剤を半量で使用した場合、残量は再利用せず廃棄する」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
「半量等を使用する用法がある場合、残量を再利用すると感染のおそれがあるので使用後 は廃棄する。」
…とあります。
まあ、一度使った物を、再度、使いたくないですよね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「直腸内に適用される医薬品であり、剤形には注入剤(肛門から薬液を注入するもの) のみが存在する。」ですが、誤った記述です。
浣腸薬には、注入剤と座薬の2つがあります。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときにグリセリンが配合された 浣腸薬 を使用すると、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。」ですが、正しい記述です。
「グリセリン」の正しい記述です。
なお、手引きの全文を挙げると…、
「グリセリンが配合された浣腸薬が、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、」
「グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起 こす、また、腎不全を起こすおそれがある。」
「痔出血の症状がある人では、使用する前にその 適否につき、治療を行っている医師等に相談がなされるべきである」
…となっています。
「適正使用」でも出るところなので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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