午前第21問‐宮城県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和5年度(2023年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「かぜ」についての出題です。難しいところはありません。ド定番論点なので、確実に解けるようになっておきましょう。

午前第21問‐かぜ

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「冬場に発熱や頭痛を伴って悪心・ 嘔 吐や、下痢等の消化器症状が現れた場合、イン フルエンザ(流行性感冒)である場合が多い。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「イン フルエンザ(流行性感冒)」のところです。

 正しくは、「ウイルス性胃腸炎」です。

 あまり出ない記述なので、小難しいです。

 手引きには…、

 「発熱や頭痛を伴って悪 心・嘔 吐や、下痢等の消化器症状が現れることもあり、俗に「お腹にくるかぜ」などと呼ばれる が、」

 「冬場にこれらの症状が現れた場合はかぜではなく、ウイルスが消化器に感染したことによる ウイルス性胃腸炎である場合が多い

 …とあります。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものではなく、 咳 で眠れなかったり、発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それら諸症状の緩和を 図る対症療法薬である。」ですが、正しい記述です。

 「かぜ薬・・・対症療法薬」は、ド定番論点です。押えておきましょう。

 「かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものではない」も、ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「小児がインフルエンザにかかった場合、サリチルアミドを選択することが望まし い。」ですが、誤った記述です。

 「サリチルアミド 」ですが、「15歳未満の小児で水痘(水疱瘡 そう )又 はインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある」となっています。

 禁忌は、ガチで押えておきましょう。本当によく出るようになっています。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「鎮咳 成分であるジヒドロコデインリン酸塩は依存性があり、12歳未満の小児には 使用禁忌となっている」ですが、正しい記述です。

 「ジヒドロコデインリン酸塩」の正しい記述です。

 当該ジヒドロコデインリン酸塩には、「12歳未満」の禁忌があるので、押えておきましょう。

 今後、定番論点化しそうです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ

 22問:かぜ薬及びその配合成分

 23問:解熱鎮痛成分

 24問:解熱鎮痛薬

 25問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 26問:漢方処方製剤‐小児の疳

 27問:鎮咳去痰薬

 28問:漢方処方製剤‐鎮咳去痰

 29問:口腔咽喉薬及び含嗽薬

 30問:制酸薬

 31問:止瀉成分

 32問:瀉下成分

 33問:腸の不調に対する薬や受診勧奨

 34問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 35問:浣腸薬

 36問:駆虫薬

 37問:強心作用のある生薬成分

 38問:脂質異常症及び高コレステロール改善薬

 39問:貧血用薬

 40問:ユビデカレノン(コエンザイムQ10)

 41問:痔疾用薬

 42問:泌尿器用薬及びその配合成

 43問:月経

 44問:漢方処方製剤 婦人薬

 45問:にきび、吹き出と抗菌作用

 46問:鼻に用いる薬

 47問:点眼薬

 48問:眼科用薬

 49問:皮膚に用いる薬

 50問:角質軟化薬と保湿成分

 51問:抗真菌作用

 52問:毛髪用薬

 53問:喫煙習慣と禁煙補助剤

 54問:ビタミン成分を含む製剤

 55問:滋養強壮保健薬

 56問:漢方薬

 57問:消毒薬

 58問:衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤

 59問:殺虫剤・忌避剤

 60問:一般用検査薬

令和5年度 宮城県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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