令和5年度(2023年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「痔疾用薬」についての問題です。生薬の選択肢が1つあり、そこそこの難しさです。しかも、この選択肢が最終解答のキーを握っているので、確答が難しいです。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「リドカインが配合された 痔 疾用薬は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフ ィラキシー)を生じることがある。」ですが、正しい記述です。
「局所麻酔成分」の「リドカイン・リドカイン塩酸塩」の正しい記述です。
余裕があれば、ショック(アナフィラキシー)についても、「登録販売者 医薬品 ショック(アナフィラキシー)の副作用のまとめ 」で押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「局所への穏やかな刺激によって 痒 みを抑える効果を期待して、熱感刺激を生じさせ るカンフルが配合されている場合がある。」ですが、誤った記述です。
ずっこける選択肢です。
「カンフル」ですが、これは、「冷感刺激」です。
選択肢の言う「熱感刺激」は、「クロタミトン」などがあります。
冷感か熱感かは、定番論点と化しているので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「痔 疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として、 タンニン酸が配合されてい る場合がある。」ですが、誤った記述です。
選択肢の「タンニン酸」ですが、これは、「収斂保護止血成分」です。
選択肢の言う「局所の感染を防止する」ウンヌンは、「殺菌消毒成分」で、「クロルヘキシジン塩酸塩」などがあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「カイカは、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、主 に抗炎症 作用を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原」なのは、「オウゴン」です。
選択肢の「カイカ」ですが、これは、「カイカはマメ科のエンジュの 蕾を基原とする生薬で、いずれも主に止血効果を期待して用いられる。」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする