令和5年度(2023年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「駆虫薬」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は、回虫と条虫である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「条虫」のところです。
正しくは、「蟯虫」です。
一般用医薬品の駆虫薬が対象となるのは、「回虫と蟯虫」です。
ときどき問われるので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「腸管内に生息する虫体のほか、虫卵にも作用する。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「虫卵にも作用する」のところです。
手引きには…、
「駆虫薬は腸管内に生息する虫体にのみ作用し、」
「虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合) には駆虫作用が及ばないため、それらが成虫となった頃にあらためて使用しないと完全に駆除で きない。」
…とあります。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「駆虫効果を高めるため、複数の駆虫薬を併用することが推奨される。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「複数の駆虫薬を併用することが推奨される」のところです。 手引きには…、
「駆虫薬は、一度に多く服用しても駆虫効果が高まることはなく、」
「かえって副作用が現れやすく なるため、定められた1日の服用回数や服用期間を守って適正に使用されることが重要である」
…とあります。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ヒマシ油を使用すると腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなり、副作用を生じる危 険性が高まるため、ヒマシ油との併用は避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。
「ヒマシ油」の正しい記述です。
定番論点です。
手引きには…、
「駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すため瀉下薬が併用されることがあるが、」
「ヒマシ油を使用すると腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなり、副作用を生じる危険性が高まる ため、ヒマシ油との併用は避ける必要がある」
…とあります。
「適正使用」でも出るところなので、「特徴系+その他」を、参考にしてください。
駆虫薬とヒマシ油は、「併用しない」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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