令和5年度(2023年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「忌避剤は、人体に直接使用することで、蚊やノミ等が吸血するのを防止する効果と 虫さされによる 痒みや腫れなどの症状を和らげる効果を持つ。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「虫さされによる 痒みや腫れなどの症状を和らげる効果を持つ」のところです。
正しくは、「虫さされによる痒みや腫れなどの症状を和らげる効果はない」です。
忌避剤ですもんね。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「イエバエは、様々な病原体を媒介する衛生害虫であり、幼虫(ウジ)が人の体内や 皮膚などに潜り込むことで、人体に直接的な健康被害を与えることがある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
衛生害虫もよく出るようになっています。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「チャバネゴキブリの殺虫のために使用する空間噴射の 燻 蒸剤は、成虫、幼虫及び卵 の全てに殺虫効果を示す。」ですが、誤った記述です。
手引きには…、
「燻蒸処理を行う場合、ゴキブリの卵は医薬品の成分が浸透しない殻で覆われているため、 殺虫効果を示さない。」
「そのため3週間位後に、もう一度燻蒸処理を行い、孵化した幼虫を駆 除する必要がある。」
…とあります。
よく出るようになった論点です。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ツツガムシは、ツツガムシ病リケッチアを媒介するダニの一種である」ですが、正しい記述です。
「ツツガムシ」の正しい記述です。
手引きには…、
「ヒトの生活環境で なく野外に生息し、目視での確認が困難であるため、ツツガムシが生息する可能性がある 場所に立ち入る際には、専ら忌避剤による対応が図られる。」
「その場合、忌避剤の使用だけに頼らず、なるべく肌の露出を避け、野外活動後は入浴や衣服の洗濯を行う等の防御方法を心 がけることが重要である。」
…とあります。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
正解:3
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